2021/04/29

総務部メルマガ第229号(5月4日発行予定分)
配信延期のお知らせ

  [翌週の5月11日深夜に配信いたします]

2002年5月8日の第1号配信以来、毎月10日以内の火曜日に発行をしてきましたが、今回ばかりは延期をいたします。「今だけ、銭だけ、いざ逃げるだけ」の思考パターンの持ち主は、総務部メルマガの読者対象ではありませんから。一週間お待ちいただきたく存じます。

①新型コロナウイルス感染により経済ばかりか社会そのものまで恐慌の余波を受けています。政府機能あるいは行政機関は深いところまで、金を積んでも動かないほどの体たらくで機能崩壊しています。大手マスコミなども、正確な情報に基づく報道から道を外した状況です。例えば、大阪は新型コロナ変異種による増加と受け止めてしまうような報道をしていますが、大阪府の調査資料では、変異種の前からの増加であって、“変異種だから”といった判断の裏付け資料は存在していないと、某ウイルス学専門家は指摘しているのです。現況の様な混乱状況で、取材と裏付け固めに、どうしても閃きと時間を要するのです。

②数年後になるかもしれないafterコロナ。その時に先日までの経済構造や個別企業の経営スタイルが復活することは無い。むしろ、先日までのスタイルを遮二無二(しゃにむに)続ければ、その分の累積赤字が個別企業に積み上がるだけである。それは、MMT理論で国家はつぶれない!としても、巨額の借金返済は民間に圧し掛かる。コロナ危機であっても“生きることは第一とする基本的人権”ならびに最低限の商品生産のための緊急資金は、現憲法制度のもとで捻出しなければならない。ではあっても、afterコロナの後には(いかなる国や自治体であろうと)返済が待っている。大阪府は従前から予算を削り、“人の意見だぶる”も聞かず、この1年間にわたって感染症や入院体制の対策を築かず、現在のような大阪府下の“入院待機者1万人越え”を招来、それは未必の故意なのである。

③コンパクトシティへの誘導政策が進められるとしても、いわゆる昔の城下町の如くに物資の仕入れを組み直すということだ。江戸時代の城下町にはICT産業革命が存在しなかったとのイメージだ。すなわち、そこまで商品生産や物流にエネルギー運搬その他の無駄遣いを抑制し、雇用と職業能力の飛躍的向上だけは避けて通れない。その事は避けられないのだ。バラ色といったイメージは空理空論の嘘である。その事を通じても、どのような価値で以って利潤を獲得するかは、固有文化価値をベースに海外展開して新製品や観光などの新サービスといった方向か否かというわけだ。大雑把に、a.今の3分の1の仕入れで以って、b.高い価値を生み出す人材に投資を行い、c.高価値高利潤の態勢づくりである。空洞なデジタルシステム&ICTを使いこなせない思考パターン人物を掛け合わせても、ICT産業革命は産まれない。その自治体ごとの価値生産と仕入れは、本年6月1日に行う「経済センサス-活動調査(総務省統計局)」でもって見当はつく。
https://www.e-census2021.go.jp/

以上。ひとつ、よろしくお願い申し上げます。代表取締役 村岡利幸

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