・経済経営コンパス・ナビ
・イノベーションの閃き、そのキーポイント
・AI=ChatGPTその他AI(DX等)の、限界と崩壊
・【特集】聴覚神経科学の最先端、音や音楽で脳や思考は変化
§経済経営コンパス・ナビ(総務部門は経営の情報収集参謀です)
①歴史的経済激変!に構える。その内容は予見できる。
この6日:朝から、次々Newsが飛び出す。通貨$は即売る! ②イノベーションのチャンスを、逃さない。見逃さない。 洞察力と創造力で、そのチャンス!の数は増える。 ③発見!聴覚神経科学:最先端“音と音楽”で脳や思考は変化 |
§イノベーションの閃(ヒラメ)き、そのキーポイント
それは身近な、事業や経営そして生活から考えて見ることである。
洞察力(細かい)と創造力(奇抜でこそ)がチャンスの数を増やす。 |
A)ちょっとしたヒラメキで、何かの商品化には至らずとも、一般作業とか販路開拓の“ちっちゃな改善”でも、相当の手間とか金銭の効果が生まれている。パソコン入力をするより、メモ紙や張り紙、ホワイトボード、何なら模造紙に書き込んで張り出しておく手法が、効率的で且つ早く・チームワークを得ている効果は、いっぱいある。これに企業規模を問わない方法である。部下や社内に手紙(メール)を送っても、公務員の官僚組織でもない限り、読まないし、読んでも意味を解さないのは、当たり前である。【身近例】有給休暇台帳(法の定めは事業場単位保管だ。)をPCに入れておくと、問い合わせ・届け出受理・計算等での時間の浪費とかの、細かいことからだ……。
https://soumubu.naniwa.work/download/template/template2/yobo/daichou.html
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B)イノベーションは、金銭をかけて投資をするものと、“大間違い”をしている人が、上から下までの殆んどである。何故ならば、“縦組織の権力構造”及び“金融投資”といった、一辺倒な経済構造の定石しか教わらなかったからだ。その、縦組織も金融投資も、今般:世界的に崩壊してしまった。殊更、日本では、税金を取られ、その税金でアメリカの不良債権や武器などを買わされ、もはや縦組織も金融投資も、動かす種の資金は無(金の切れ目)い。
C)新自由主義(実は、自由どころか規制緩和または不正収益の他者への迷惑)であるから、元からサラサラ、イノベーションなんかする気はない。「新自由主義」とか「規制緩和」を、口にする経営者とか政治家というのは、皆この類だ。且つ彼らは皆、同じ結末に至っている。拝金主義と言っても、内実は詐欺横領犯でしかない。IT機器を初め、多額割合のリベートを抱き合わせた:購入&誘引(ゆういん)の抱合せともなれば、イノベーションとか作業効率化も、実態結果からすれば、論外ばかりの代物であったのだ。
D)顧客への挨拶言葉『お困り事は何ですか』
は、社外に向けての、イノベーションのキーポイントなのである。
は、社外に向けての、イノベーションのキーポイントなのである。
§AI=ChatGPTその他AI(DX等)の、限界と崩壊
『それ、地域密着で細目な生成ソフト開発(ネット無料ソフトもOK!)で解決』
その限界と崩壊の決定的原因は、一方的(手抜きを伴う)縦型の資本投下(大手金融資本であったり大型公共事業)に委ねたことに尽きる。その限界と崩壊の一端を、調査した報告に基づきまとめた。根拠の無い推測、憶測に恣意的な思考は除いた。
『IT業者の、白昼夢の如き誘引に、乗せられない』
イ)AIが検索をする処のデータ量自体が少なく追いつかない。
ロ)データの質量が貧弱であったり、データが偏っていたりすることで、どうしても間違いを産み、瑕疵を生じたりしやすい、その自覚さえ生じ得ない。
ハ)まだまだ高度な知的活動が、AI単独では判断できないから、そのために検索データの入力人材たる、専門家や知的科学的技能者が著しく不足している。これをを、IT先進国とは程遠い世界の、アフリカとかアジアに、グローバルに、かつ低賃金(例:ケニア=時給300円程度)なので、人手不足に拍車をかけている。
(参考?意見)https://youtu.be/OJ9_JP_0ThU?si=MIHOymQ2OrHNwyLf
(参考?意見)https://youtu.be/OJ9_JP_0ThU?si=MIHOymQ2OrHNwyLf
ニ)AIのソフトは、英語で組まれていることから、他の言語圏に、とりあえず用語翻訳が“在る”としても、“思考方法”は言語により異なることから、適切な「検索データ整理」とか、「利用者言語にマッチした、“思考方法”」を用意することは出来ない。ここでも、やはり、間違いを産み、瑕疵を生じたりしやすい、その自覚さえ生じ得ない。
ホ)(低賃金)の人手不足のため、グローバルに海外へ作業を外注するから、世界の主な商用(交易交通?)言語、それは=フランス語、スペイン語、中国語、ロシア(ウクライナ)語、アラビア語といったところだが。更にここで、各々の国内方言が重なり交差する訳である。日本ですら関東と関西の方言(生活や思考のスタイル差異を表す)で、誤解が生じ確執に至る事は、よくある事、にも関わらず繰り返す。なぜなら、商品経済の主流として流通する完成品(商品の姿形)は、高利潤率商品こそが、地域の固有文化価値をより多く含み、その生産を支えるのは、その地域の全般的労働能力(切り売りされた単純労働力)ではない。その全般的労働能力を育て、供給し、下支えする固有文化価値の体制が存在するからである。それが、その地域の言語であり、思考パターンで成されている。この経済原則に留意していないから、多種多大なロスを生じていることに気付かないのである。
ヘ)シリコンバレー(米国のAIで有名な地域)の成り立ちが、日本の巷では神話となって&嘘となって、誤解をされている。その実のところを調べてみると、神話とは真逆だった。シリコンバレーの誕生から繁栄に至った経済産業育成経過は、次のとおりなのだ。近頃の日本では、IT半導体工場の誘致をはじめ、様々な事業とか企業誘致が思い付かれているが、真のシリコンバレーの教訓は有益だ。
カリフォルニア州サンタクララ郡は、果樹園であったシリコンバレーを、根本から新産業地域にする戦略にした。
カリフォルニア州サンタクララ郡は、果樹園であったシリコンバレーを、根本から新産業地域にする戦略にした。
①より安定した労働力を確保するために、アメリカに移民する人々に焦点を絞った。
②大きなポイントは、住民の児童以下の子供の医療費を全額無料にした。
③交通の便を良くして通勤も煩わしくないよう路面電車の交通網を優先整備することとした。
④その電車駅の周辺にバス路線を接続するようにした。
⑤自動車道路は、新しい産業の発展を阻害しないよう制限した。
⑥こういった都市計画と施行を進展させる中で、いわゆるIT企業とかを誘致し、
⑦1967年あたりから、それまでに在った古い大学らを含め大学教育を充実させていった。決して先に大学が在って、その後にIT企業が進出して来た訳ではないのだ。
⑧そういった、労働力の確保、交通網や交通手段の確立、IT企業の確保。
⑨その後になって、この地にベンチャーキャピタルの投資が為されたというわだ。
⑩そういった計画的成長に導かれている。
⑪余談であるが、こういった計画の中には、公務員や周辺施設や環境に影響を及ぼす団体や、その他各種門間団体の政策ブレーンに、大学院卒業者の専門科家を導いたたことも確かな政策柱の様子だった。
(日本には無いヤリ方を、筆者は2017年頃に知った。とても驚いた。)
§【特集】聴覚神経科学の最先端、音や音楽で脳や思考は変化
この記事は、科学的な根拠も無く、無制限に音楽、音源、音楽療法等を推奨する意図は無い。AI機器(商品売上優先)の落とし穴とか、自我の否定を強いる=4世紀修道院の伝統手法(縦組織維持)の音楽教育等に、翻弄されない為の、科学的根拠も紹介している。音楽に留まらず人類進歩、言語文化、社会制度にも及ぶ。 |
ところが、意思疎通を妨害する要素も、いわゆる“音”であることが、聴覚神経科学の分野で発見された。また、いわゆる“音”を発声する初期の初歩の段階で欠落することで以って、大きな誤解や誤り、そして、メカニカルMechanical(日本で、よく言う釈明の、“事務的な行為”と、偽った作為の言い訳表現を使うことも思い付いたのだ。これこそが、
『SNSとか伝達記録では、文脈Contextや共感Empathyは伝わらない。』
と、そう言い切ってしまう通りなのである。或いは、文脈や共感の、それ自体の存在に気づかない現象(=スマホ認知症、発達障害、“でくの坊”、知識偏重主義等での“知覚現象”)が蔓延させられているのである。そしで、聴覚神経科学は、いわゆる“音”の欠落や脳の機能との関係を解明しつつあり、若年就労層のロボット化(洗脳も含め)に向けての対処の試みとか、高齢就労層の認知症改善に役立つ手法(精神医学治療の手前)とか、言語や音楽(ことにリズム)にあっての“音”の欠落や聞き取り欠落(騒音の妨害)といった事への対策を提示している。そこで、聴覚神経科学のエピソードを、仕事や職場で容易に応用できるように、今般、次のような一覧表にまとめてみた。いくら心理学とか精神医学で論じてみても、“音”の欠落で、知覚も自覚も行われて居ないのだから、縦型統率産業組織の、
『やってみて、やらせてみて、ほめなければ、人は動かない。』だとか、
大手企業の『小集団活動』、ソ連が真似た『НОТノット』にしても、ことごとく全て論外な対策でしかないのだ。
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aaa)言語のルーツは、音(生演奏・肉声に限る)である。すべての音声言語に共通するのは、それを読むにも、音(生演奏・肉声に限る)を理解しなければならない事だ。音(生演奏・肉声に限る)を聞くと脳は特定の電気パターンを発し頭皮電極で測定できる。AI音声は、そういった電気パターンが欠落する部分が頻繁に在るのだ。
aab)脳(脳波)は音楽にも存在る、明瞭なリズムRhythmと、暗示されたリズムRhythmの両方を、生み出して強化する。話し言葉に存在する“同一の音”でも、その音は四拍子Time内の“一拍目”の時点に生じる基本周波数への強勢反応が強くなっている。(日本語は、八拍子で、通例は会話が成される。)
aac)言語には、実際にリズム(文章も然り)がある。リズムは本来、発音の一部だ。(リズムRhythmと拍子Timeは異なった物であり)どの音節に強勢が置かれるかによって、言葉は名詞にも動詞にも成る。話す行為にはリズムがある。
(鳥の歌う地域は農産物が豊かだ)
aad)規則正しく予想通りのリズムRhythmを持つ音楽を聴いていると、楽しくなったり感情が高まったりする。予想リズムに在るべき音が無ければ脳は喜ぶ。リズムに基づいた言語訓練(リズムに同期)は、言語や読字やコミュニケーションの技術テクニックを高める。
aae)クリアな音(生演奏・肉声に限る)を耳に届けることによって、音に対する脳の反応と読字力の向上が見られる。雑音や反響を抑え、音(生演奏・肉声に限る)の各要素を強めて鮮明にする聞き取り補助装置(イヤホンや補聴器)ならば、とても聞き取りやすいクリアな音を届ける。
aaf)人工的な言語パターンが、耳慣れたモノになると、肉声の子音・母音に含む倍音に対する神経反応が強くなる。規則的な言語連続の中での、倍音に対する神経反応が強くなるのだ。
aag)言語に問題を抱える子供は、こういった暗黙ルールを導き出せない。耳の聞こえない場合は視覚的注意能力にまで及び言語パターンを作れない。自閉症の子供は人工的な言語では特有パターン活動を示す。一方、長期間を過ぎた後々でも、音楽(生演奏・肉声に限る)に慣れ親しむと上手く処理できる様になる。
aah)日本人は声に基づいて感情を判断する。が、ドイツ人は顔の表情を重視する。概ねの日本語は、八拍子の形式で話される。第一拍目と5拍目に生じる基本周波数への強勢反応が強くなる。英語は、アクセントが大切と言われ、フランス語は言葉内の発音の間が大切と言われる。英仏の言葉スペルが同じでも発音が異なるのは、近世の英仏歴史の的対立=英語側が同一発生を拒んだ習慣に在ったとのことだ。
aai)言葉の格差にあっては、貧困環境での育ちは、脳に直接的に不利な影響を及ぼし得る。低所得者地域の子供は高所得者の地域よりも、言語と読み書き能力が平均して劣っている。幼児期にどれだけの言語にさらされるかが、最終的言語の発達に影響を与える。学校教育を修了していない母親を持つ児童青少年等の反応は、言語が無秩序で雑音に惑わされやすく、話し言葉の倍音に対する反応は鈍く一貫性が低い。その解決策とは、音楽(生演奏・肉声に限る)を行ったり、別の言語を話し(バイリンガル)たりして音や音楽(SNSまたはデジタル等の、カットされた音源は除く)にまつわる経験を豊かにすれば、基本的な音要素の処理は出来るようになる。人間の脳の一部分では、美しいもの(希望が湧く:芸術性のある)を見聞きすると、血流が増加することも神経科学では発見されている。
aaj)前項の解決策は、音楽に関するブランクまたは空白期間があっても差し支えない。高齢者で認知症などの症状が認められてからでも効果がある。★いわゆる“音痴”だと自覚する人物でも、二人だけのマンtoマンで一緒に肉声を出せば、中学生なら15分以内で“音痴”が解消する現象と同じだ。
aak)ところで、バイリンガルの人物は二つの言語各々で感じ方に違いがある。第二言語で話す場合の方が感情を強く感じない。バイリンガルの人物はたくさんの人と話ができるのは確かだ。ところが、ふたつの共通する言葉でも両言語共に、各々思考する上での語彙(ごい)が異なる。そのことから、自ずと翻訳などをする場合、理工系分野を除き、語彙数は相対的に適用語彙数が少なくなる(=選択する知識は広がるが、組み立てる知恵質量に制限が生じる)。したがって、バイリンガルの人物の思考力は高くなるのだが、両方の言語を話す質量時間が少なくなる為、バイリンガルは言語障害だと見做されかねない。或いは、一方の言語でもって、物事を深く思考するにも、両言語の語彙(ニュアンス?)混乱が生じやすく、深く広い思考の困難が(筆者むらおかの周囲数人にしても)数多いようだ。だが実のところは騒音の下であっても言語でない音であればこそ聴覚処理で上手く聞くのが得意だ。
aal)フィンランドでは多くの高齢者は合唱に参加することで触発され、その大規模調査によれば、合唱グループに加わった高齢者では、孤独は減り、生活の質が向上した。健康状態に関する測定結果では、合唱に参加している高齢者は、通院回数や処方箋の量、転倒回数などが一番少なかった。つまり音楽は、生活の質が向上し、記憶力が良くなり、全体的な幸福感が増すといった恩恵をもたらし、更に高齢者の記憶障害や認知症などに直の影響を与える。
aam)先に述べた聞き取り補助装置の進歩はめざましい。聴覚は、人類が読んだり書いたりするようになる前の、何10万年前に進化した。理解と記憶に関しては、文書に書かれた物よりも、文章を聴く事は文章を読むことと同等との効力だ。また、音読(肉声に限る)をすると読んだ物事を記憶しやすい。
aan)なぜ音楽家は、周囲の騒音の中でも話を上手く聞き取れるのか。①音楽家にとって欠かせないリズム、話し言葉にリズムがあると、騒音の下でも隙間を埋めるのに役立つ。騒音によって話が聞き取りにくくても、根底にあるリズムによって、理解できない単語を予見し易くもなる。②音楽家の有無を問わず、会話をたどる作業に欠かせないワーキングメモリーが優れていれば、騒音下でも課題に対する処理能力を発揮して、意味が複雑で長い文を聞き取ることが出来るとされる。(音楽家はピッチの高低と音パターンの変化をたどるのに長けている。)音楽は好奇心と共に記憶スキルを高めるのに役立つとされる。
aao)著者ニーナ・クラウスが語る(引用p.182~)1、『音楽家として進歩する人は、最も演奏したがる人らだ。音楽家に向いている脳と体は、確かにあるようだ。が、長期的な研究では、生まれはどうであれ音楽教育によるものが強力な証拠を示している。』だが、教育の時期や期間、或いはその内容とか教育方法、教育の無かったブランクの期間といった法則性は確認されていない。重要な事は、脳が変化するには、音楽指導を受けたことではなく、演奏を始めてからのことである。
aap)著者ニーナ・クラウスが語る(引用p.191~)2、『子供は真似るのが大好きだ。まず、曲を演奏(生演奏・肉声に限る)してみて、子供に真似させる。それから、その曲の譜面を見せて、二つを結びつけさせる。私はこれを“音楽バイリンガル”と呼ぶ。模倣し、楽譜を読み、即興によって演奏できると、音楽をする幅と状況が広がる。音楽バイリンガルの人は特別によく同調した“聞く脳”を持つようだ。』
aaq)騒がしい環境は、聴覚そのものとは殆んど関係がない。だが正常な聴覚を持つ人であっても、騒音に晒された後では、騒音の下では話を理解しづらい。騒音の慢性的暴露を味わうことは、人生の質を低下させる。騒音は安眠を妨げる元凶だ。ごく小さい音であっても、睡眠の質と量に悪影響を与える。また騒音として聞こえる音の中には、脳の外部からの要因からなる=脳内で発生する騒音もある。
aar)脳が他の音楽要素(ピッチ、時間、音色など)をどう処理するかを、頭皮電極の周波数対応反応(FFR)を用い観察することができる。FFRでは、統合失調症とか、注意欠如・多動症(ADHD)、自閉症、言語障害、高ビリルビン胆汁血症、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)といった、MRIでは監視できない状態の診断に用いられる。
aas)よくも悪くも音は武器として使用できる。クラシック音楽は店舗の外でタムロする若者を、追い払うために使われている。アメリカ軍は本物の音響兵器を開発している。第二次世界大戦前夜、ヒットラーのナチス・ドイツに対し、後に有名となった音楽指揮者=ヘルベルト・フォン・カラヤンは、「音楽演奏の拍子timeを二拍目以降、本来より0.2秒ほど手前に、持ってくれば、聴衆の闘争心を煽ることができる。」といった風に、ナチスに自らを売り込み、ナチス・ドイツの武器を作り上げた訳だ。
(すなわち、メトロノームにあって、二拍目より後のカチカチと刻む拍子timeを、0.2秒手前に持ってくる指揮)その他の演出だ。【日本でのパチンコ屋のBGMのごとく】=それは、依存症患者や依存心の強い人物には効果的だ、但しこれを“同調を煽る”と故意に言い換えている。これらは、怪しい輩やカルト集団の、昔からの手法だ。
aat)終戦後:昭和20年代後半、大阪府門真市の松下電器産業(松下幸之助)は、調査役をアメリカに派遣して、生産・人事・教育訓練を調査し、一気に様々新規に投入した。その中に、北海道民謡?:“ソーラン節”の、“歌と踊り”を、コンベアなど作業に関わる従業員に、昭和20年代後半以後に教示・訓練を施した。それは、一定速度で流れる、流れ作業に対応できるように、今で言うリズムrhythm感(当時は拍子timeしか知り得ない)を身に付ける為であったとの訓練だ。この事例を、当時の人事院は公務員や自治体職員に布教しようと試みた(その後の成否は不明)。筆者むらおかの経験だが、今から半世紀程前、松下電産などの関係者は、必ずと言って良いほど宴会となると“ソーラン節”の“歌と踊り”を、宴の途中から披露する。当時は意味不明・珍奇な集団と思っていた。が後に、当時の松下電産の教育資料や人事院の発行物(現存を保有)を発見して、そういった歴史が分かったわけだ。(踊って歌っていた人らが、今も生きてれば百歳は超える。)
aau)社会問題として、自業自得・無自覚の内に蔓延る事態もある。洗脳(恐怖作用を背景に思考を変える)とか、マインドコントロール(五感の欺罔等に因る認識錯誤させ思考を変える)といった、耳から入る情報に限らず、広範囲の視覚・触覚と言った五感に於いて、①SNSまたはデジタル等の、カットされた音源であるとか、②思考力を養おうとしない暗記一辺倒の知識蓄積とか、③文脈Contextを持たないとか、縦横方面や周囲や時系列等との関連、更には物事や表象の或る側面性質を抽(ぬ)き離して一部分だけを把握すること=「捨象(抽象)して」、④その際に併せて、自ずから他の側面や性質を排除する作用を伴う心的作業といった事ばかりが繰り返されると、⑤知識偏重主義&認知症を自然に自ら招来する。
aav)近年では、携帯やパソコンメールが普及しているが、こういった情報(伝言?)で伝えられても文脈Contextは失われる。書籍や本の執筆であれば、全体を音読するなりして、或いは後に受け手による再びの音読でも、それなりの文脈は失われにくい。「皮肉を怒りだ」と、「軽いお願いを強要だ」と、そういった類の誤解を防ぐ対応策は、文字ならば“絵文字(キャラクター)”を加える程度だ。
aaw)音読はそういった限界をはるかに超えて、極めて肝心な意思疎通(言い方の“間違や正解”とは異る次元の、意思表現・意思伝達)に資するものだ。これが、AI音声装置では、音読には及ばない限界が在り、アナログ肉声録音の方が、まだ少しはましとも言えるのである。
§【新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み20241105】
今月も、お勧めできる書籍は有りません。近頃、知覚・感覚・表象共に、有益と思われる研究書籍の、出版や図書館蔵書は減ってきているように感じます。