2025/10/07

第282号:手抜かり無い 恐慌過剰対策&下準備

<コンテンツ>
§経済経営コンパス・ナビ
§恐慌到来での、被害防止策や、緊急避難と事業復興の下準備。
§経済(金融・生活)恐慌の到来にあたって、
§AI人工知能:AI産業革命とは何?
§浮ついた甘い話、詐欺的事業投資には、厳重注意
§AIの、安易な導入は、事業全体や個々人の、販売力低下を招来
§雇用保険教育訓練給付金の手続きの流れ
§ハラスメントの防止策は、人手不足や退職防止~
    職場の風通しや 業務効率向上策と一体だ

   【職場でのセクハラ・パワハラその他
    ハラスメントの防止のために(掲示物の文例)】

§この社会での、人間の主な思考パターンを知り、相手の心を見通す
   【資本主義にまつわる主な思想形態(参考)】

新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20251007】


§経済経営コンパス・ナビ(総務部門は経営の情報収集参謀です)
国際金融危機は、政府財政赤字大国が世界一の日本を襲来する
  今次の恐慌対策に、民営事業向けの、援助融資の政府資金は無い
 事業は創意工夫地産地消現金取引率増化で地に足を着ける
  「利は仕入れに有り」中国その他の、グローバル仕入れでは途絶える
   新しい思考、新しい出会いチャンス増加の新着想新効率が決め手
    商品は、客の求める自由幸の具体提供物450年来の経済(学)原則だ

§恐慌到来での、被害防止策や、緊急避難と事業復興の下準備。
イ)日本政府の財政赤字は世界一である。日本の貿易収支やGDPは、概ね読者の皆さんはご存知の通り。ところが、話題に出てこない日本への影響とは、国際金融資本(いわゆるグローバルDS?)が、(どう考えても人為的)破綻して、それと真っ向から対決しているのがアメリカというわけで。そのためアメリカの経済社会は大転換に踏み出している。中国は資本主義経済体制でもないことから、(人為的または無謀な)“計画経済?”に転落したものだから、大破綻を起こし、崩壊を邁進している。中国の、「世界の工場」は崩壊を邁進しているわけだ。このことで日本産業は、中国サプライチェーンから、原材料・半製品・完成品の仕入れに支障が出る訳だから、多大な影響を受けることとなる。そのことで廃業を迫られる日本企業は少なくないだろう。そういった日本企業が、直ちに国内調達とか別の国からといったサプライチェーンなどが見つからなければ、販売中止もしくは廃業を逃れられないのだ。
ロ)そもそもの、世界経済の弱さは、簡単に比喩的に言えば、こうである。
『世界的に、金融業界への投資が減りつつあり、このことで工業生産とか消費材市場への再投資が減少することとなり、グローバル金融機関の利益も低下し、世界金融資本の利潤激減を招き破綻崩壊したということだ。』
ハ)そうなる原因は、世界経済の積極的安定的価値創造を順調に進めず、様々な分野へ、或いは“格差としてしわ寄せ”したということだ。もちろん、しわ寄せを持ち込まれた国としては、米国のように“(米国の法律に定められた)抵抗権”を行使するに至っている訳だ。
ニ)そこで、日本ともなれば、
国際金融危機は、政府財政赤字大国が世界一の日本を襲来する
今次の恐慌対策に、民営事業向けの、援助融資の政府資金は無い
 という現状の存在は、責任追及は後として、
  事業は創意工夫地産地消
     現金取引率増化で地に足を着ける
といった方向が、現実的かつ、不可欠というわけである。
話は哲学的には成るが、一般国民・消費者の消費とか商品購入動機は、『自由と幸せ』求めることが契機(きっかけ)となることから、地産地消の王道の如く、コストの少ない消費財の増産などからの、地に足を着けたところからの経済再生との策なのである。
『決して、失業や貧困が、自我・自律或いは就職意欲には直結しない。』



§経済(金融・生活)恐慌の到来にあたって、
日本の経済や経営水準は、リーマンショック後およそ10年前とほぼ進展していない。
ここに挙げた、2013年3月5日号の総務部メルマガの記事内容を振り返れば、
この間(次の経済危機または経済恐慌まで)何をしていたのだろうかと、数々の反省が浮かび上がる。
https://soumubu1.blogspot.com/2013/03/blog-post_2752.html#18
さらに、この、総務部メルマガ2021年11月9日第235号で、示した、
(金融・生活)恐慌到来で、切羽詰まる前の恐慌到来対策は、今現在も有効である。
https://soumubu1.blogspot.com/2021/11/
残念ながら、今日に至るまで、政府とか自治体、そして旧来からの大手マスコミも、
挙(こぞ)って、「資金さえ有れば何とかなる。」とか、「消費税さえ無くなれば景気回復。」といった、夢物語を見るばかりだった事は否めない。
加えて、政治の裏には新自由主義者らが、いわゆる“裏金”を介しての
経済や取引活動(その全ては少なくとも軽犯罪法違反を伴う可能性を知りながら)といった、白昼夢や悪夢(不公正)を見ている人たちが増え続けた訳だ。


§AI人工知能:AI産業革命とは何?
AI機器、AI人工知能とか、IT機器、通信工学等に視点を向ければ)まだまだ曖昧な概念である。もっぱら、こういった用語を扱っているのは、様々なAI機器のメーカーであり、例えば日本で言えば“ITゼネコン”を始めとして関係業者であることは否めない。筆者も色々な人物にインタビューをしてみても、この“AI産業革命”を多岐に渡って解説してくれる人物が極めて少ない。
ところで日本は、先月メルマガでも述べたように、経済産業省の「DXデジタル政策」は見事に失敗して、今や落第状態・AI後進国になってしまっている。その典型事例は、“マイナンバーに掛かる、家族個人番号回収の法律違反も在って、大失敗の事態”なのである。
そのツマズキと落第の原因については、関係省庁での、“まずは議論”にもなっていない。筆者の私が考えるに、それは経済産業省が推進した“イノベーションInnovation”と同様に、英語の日本語への翻訳間違いまで同じく、失敗を度重ねている事態・実態は否めないのだ。且つ、そのあたりの反省も、他の省庁と比べ経済産業省は少ない様子は否めない。この姿勢も含め、DXやデジタル化を、語る資格は在るのだろうか。ちなみに、アメリカでも、DX事業の87%が、実に空振り状況だ。
https://soumubu1.blogspot.com/2023/06/blog-post.html#254-05
量子コンピューターにしても、前月のメルマガで、紹介した通り、『すぐに何でもできるようになると極端に楽観的に考えるのは控えたほうがいい。現時点ではまだ実用化へ向けて何とか踏み出した段階に過ぎず、これから様々な障害や問題も出てくるだろう。』とのこと。である。ある量子コンピューターの研究者は、「アルゴリズムの独特のミスを克服して、日常的に使い物になるには、あと20年を要する。」とも話している。
https://soumubu1.blogspot.com/2025/09/#281-07


§浮ついた甘い話、詐欺的事業投資には、厳重注意
 【AI機器設備投資とかDX人件費削減策とか移民労働力へと?】
(ア)この1~2ヵ月、TVやYouTubeの、AI機器や、AI操作自宅学習をPRするコマーシャルが激増している。全くもって、実際のIT機器とかITプログラムに、手慣れていない人からすれば、まるで夢物語のような、作業効率化、人件費削減、IT消耗品の激減、これらを始めとして、“他人を欺罔(ぎもう)”するような、詐欺的なコマーシャルが、大々的に流されている。問題点は、次の通りである。
(イ)実際に、AI機器に、情報やデータを入力するには、経理や税金計算とか勘定科目仕分け、人事部門では、労働や社会保険などといった、基礎知識を要する。その辺の知識を知らなければ、どうしても入力ミスなどが減少しない。もとより、複式簿記という仕組みは、本家から離れた支配人や経理担当部下が、不正経理:ごまかし帳簿を捏造できないようにした物なのだ。不思議にも、日本の江戸時代あたりに世界各地で考案された。ちょうど遠隔地との交易が活発になりだした時代だ。それなりの専門職業でなければ、AI機器であってもスムーズに仕事は進まない。
(ウ)ちなみに、量子コンピューターの走りのような研究であれば、量子力学の論理(入力情報を、感覚・知覚・意識的表象での把握)で行えば、その情報処理はExcelで以て充分可能だ。例えば、カオス状態の対象の渦の中で、成功の確率を向上させるには、過去の失敗の反省において、「あのとき、アレさえ、あのように行っておれば成功したのに。」といった反省の蓄積が、役に立つとの考え方だ。
(エ)この考え方は、古くは哲学者:スピノザの思想に存在するが、量子力学の劇的飛躍的発展(アインシュタイン、ウイナーの通信工学サイバネティクス)に、この「感覚・知覚・意識的表象を念頭や要領」にて役立った歴史的事実がある。
(オ)これらは、天気予報とか、『誰もが投機にあらず賭博にあらず“利”を得る経済取引(現に米国に企業がある)』では、Excel集積程度で行われているようだ。筆者の私は、“専門的職人的作業”と、“芸術創造作業”との違いを、芸術家の名言数百件をExcelに入力し分析して、“芸術創造作業”の特徴を整理して、現在実証研究中である。
(カ)この程度の量子力学に基づく研究であっても、AI機器でなくとも、何かと有効なのである。すなわち、AI人工知能では不可能な、人間の脳の働きで以て、AI機器を操作して初めて、ハイレベルの効果が出るというわけだ。
(キ)~ロボットやIT機器の類は、あくまで人間の手先の替わりに、労力で疲れることなく作業が進むということであり、AI人工知能もIT機器にも、良いも悪いも使い方と活用能力次第なのである。


§AIの、安易な導入は、事業全体や個々人の、販売力低下を招来
とりわけ、小売業の店舗における接客は、
客の求める、自由幸せの具体提供物の最先端だ。
ここでの、表だったAIやAI機器の活用や提供は、命取りになる。
「AIやIT販売・購入でなら、自宅でする。」と、顧客に受け止めさせる、
そればかりか、客の求める、自由幸せの具体提供に、
支障を来すことでもあるから、小売業の命取りになるわけだ。
それだと、一般小売業の意味はなく、量販店の“配給物配給所化”
で、地域での存在価値や役割を変化すべきとなる訳だ。
そこで、AIにまとわりつく、販売力低下の事例を紹介する。
1st.小売業や、顧客や利用者と接する服務やサービスでは、挨拶をするとしても、決して、世間話を持ちかけてはならないのは原則である。お客様から、世間話を持ちかけられた場合にのみ、それに応じて控えめに応答する程度にとどめることが原則だ。
2nd.店員やパートの役割は、品物配給事業ではなく、お客の求める自由&幸せに対する、心の通った対応なのである。
3rd.百貨店の紳士服とか紳士靴売り場での店員やパートは、専門的知識を持つ中高年女性が主力だ。若い店員では、自由や幸せを求める、お客への提供物が示せないからだ。
4th.スーパーのレジ係は、地元で目立ち気味の主婦を採用配置している。地元近所の客寄せになっている。とりわけ、単身の若者や独居老人のコミュニケーション契機(きっかけ)だからだ。その人たちにとっての自由幸せの効果の一部を果たしているのだ。この現象は、コンビニとか量販店では存在しえないのである。
5th.スーパーでのレジの打ち間違いは、多くのケースで、野菜などにあっては、その野菜を無料提供している。
6th.日本では、1929年の昭和大恐慌以来、恐慌やデフレにあっては、商品の値下げをせず、増量を行っている。なぜか、日本国中で、そういった動きが流行る。今年のサンマの大漁でも、地消する上での習慣だ。
7th.近頃、スーパーで多発しているのが、セルフレジでの支払に於ける、いわゆる“セルフレジAI機能"?”の盲点を突いた「万引き」である。同じ商品を何個か重ねバーコード写し取りは1回だけ、若しくは買う数量は1個分だけのボタン押して済ます、という犯行だ。昔から、小売大型店舗では、万引き被害は防ぎにくく、一昔前までは“店内の店員人数の配置率”で以て、事実上は傍観するしかなかったのが実態だ。他業界の事例では、病院のデジタル化の実施後、医師や職員の労働時間増加や、IT機械の指図通りの処置で手間暇と時間が掛るとの実態を生んでいる。JRの大阪駅切符売り場の状況も、自動機械化することにより職員の手間が増えているようで、混雑がはなはだしく成っていることは否めない。

経済・経営(学)原則
  商品とは、  
客の求める、自由幸せの具体提供物。
450年来の経済()原則なのだ

§雇用保険教育訓練給付金の手続きの流れ
もしや、厚生労働省の叫びかも
『みなさん、経済恐慌で、仕事もなくなり、賃金のベースとなる
売り上げも下がります。企業倒産とか、リストラに至らずとも、
労働者のみなさんが申し出て、協力いただいて、
仕事のない企業にしがみ付くだけよりも、この間の職業教育訓練に
自主参加してください。雇用保険からその間の教育訓練中の(失業保険と同じ額の)生活費の給付を行います。あくまで、会社を離職するわけでもなく、教育訓練で職業能力を向上いただくとの建前です。』
リストラ、一時期休、企業倒産を、避けて下さい。
(とでも言いたいの(推測)でしょうね)
(厚生労働省 本省の雇用保険課)とは
一般教育訓練指定講座一覧(令和7年10月1日付)
【講座数:1,758講座(うち新規461、再指定1,297)】
https://www.mhlw.go.jp/content/001483352.pdf
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/koyouhoken/kyukakyufukin.html


§ハラスメントの防止策は、人手不足や退職防止~
 職場の風通しや業務効率向上策と一体だ

これは、職場内部からの、ハラスメント防止対策のみならず、職場の闇の中で“マウント”を採って他人を支配しようとするとか、他人の自主性を無視し、ストレスの助長を生むと知りながらも、権限も無いのに他人を指図するとかの加害者の、ハラスメントの契機からの、その防止をするための、筆者の半世紀にわたる実績(各企業での実証済み)からの、最新具体策である。
状況を放置しておくと、いわゆる“お局(女性)”とか“BOSS”といった、使用者と労働者の中間に位置する輩(やから)が、ハラスメント発生の前後と伴に、会社方針を、止めたり・歪曲しているケースが極めて多い。
これは、言葉の意味を歪曲したり&言い訳を行使したりする手法で、「風通しが悪い社風」といった状況を形成している。更に酷くなると、とりわけ、“お局(女性)”は、職場の上司に対して、『私こそが現場の人心をまとめている』と(自らの保身で)の意思表示で上司を恫喝する。片や部下には、社長とこの私と、どっちの言うこと聞くつもり』続けて更に、『社長は、いつも現場に居らんにゃで』と、身近な支配者は『私や。』と言い聞かせ&手懐けている(ほぼこれは近代世界共通なの)である。筆者の私からすれば、どこの企業の事件でも、同様の事件原因と、加害者の同じ伝説と詭弁ばかりである、昔も今も、である。
だから近年、仕事が出来る以前での退職(退職:代行業者の介入要因)が激しい。そして、もちろん経営者の気持ちなど、いわゆる“お局(女性)”とか“BOSS”が率先して途中で止めている実体が常習化している日本なのである。(=だから、視点を変えて専門的解決策の手を打てば“人手不足”や“若者の意欲向上”など、直ちに改善は出来るのである。

【職場でのセクハラ・パワハラその他ハラスメントの防止のために(掲示物の文例)】
みなさん職場や仕事では、次のような義務(ルール)と努力を尽くしてください。
ここに、その使用者側の姿勢と態度を示します。
(ア)ハラスメント防止の対策やイベントについて、積極的に参加してください。
(イ)積極的な参加について、その時間は就業時間として扱います。
(ウ)あなたが、同僚その他のハラスメントの被害に出会った場合、見て見ぬふりをしないでください。
(エ)ハラスメント加害者側の同僚の見て見ぬふりは、ハラスメントの間接的加担または関与とみなされます。
(オ)加害者側が、教育訓練や人材育成の一環だと主張する場合は、裏付けとなる計画と証拠を示すこと。
(カ)ハラスメントの苦情手続きの濫用的な行使は謹んでください。
以 上

使用者側の代表者氏名________(周知年月日    年  月  日)
(過去の労働裁判例を踏まえ、客観的に合理的な評価項目の例示)
https://soumubu.naniwa.work/download/template/template2/sonota/kyochosei.htm
行為が度重なる様反復継続、パワハラ加害者であれば、
就業規則の条文整備と共に、使用者の、合法的解雇理由を形成する。

決してそれは、現場を知らない識者や専門家の学説=『縦型組織が原因だ
と決め付けられる事態ではない。軍隊は縦組織、米軍、ウクライナ軍、中国人民解放軍、オランダ軍(=スト権を持つ)など、=風通しが良い。自衛隊は?悪そう。


§この社会での、人間の主な思考パターンを知り、相手の心を見通す
【資本主義にまつわる主な思想形態(参考)】


◇事業は創意工夫地産地消&現金取引率増化で地に足を付ける。
◇「利は仕入れに有り」中国その他からの、
   これからの、グローバル仕入れ方式では、途絶(とだ)える。
◇情報知恵創意工夫その他を、他分野の専門家同士で、
   通貨不要で相互交換をする形式で仕入る。
      相互交換で、研究工夫し、創造する訳だ。
新しい思考、新しい出会いといった、チャンスの増加で、
   新着想&新効率と言ったスタイルが、決め手だ。
・その場合、相手の情報を効率よく理解出来るために、
 社会の、人間の主な思考パターンを、知っておく訳なのだ。
 哲学めいたものを学ぶとは、そういう事柄で、AIを超える
 昔々から伝わる、人間頭脳の編み出した知恵であり、道具だ
 (特に、ここの課題に迫った哲学者の参考文献)
『伝授!哲学の極意:本質から考えるとはどういうことか』
 2025/4/24 竹田青嗣(著)苫野一徳(著)(河出新書)
https://amzn.asia/d/bZtNH5U

是非とも、次の枠内の、各枠に分類された思想、信条、イデオロギーの概念を、あなたのよく知る取引先や、友人、知人その他の皆さんを思い浮かべながら、読んでみて、確かめてみて、相手方の心を見通してみて、相手方の実のところの意見を解してみて、哲学概念と、“思想、信条、イデオロギー”の概念と、刷り合わせる。
ここには、AI人工知能ではまだまだ不可能な、情報内容や、正確率と、相手方の行動パターンの予測などと、あなたの把握確率が高くなり、実務に役立つ。
現在のAI人工知能の性能では、まだまだ不可能な領域なのだ。

世界中で、言語&論理構成を主に用いて、意思疎通を図る民族にあっては、(夫婦と赤ちゃんでも)3人寄れば、(少なくとも底流には)哲学を要することが解明されている。それも、世間(体)とか、目的が自由平等の維持充実目的の為(社会正義)である、“社会制度”に在っては、既に科学的に証明され維持されている法則性である。(なお科学的:とは、何時でも・何処でも・誰でも、使えば成功する法則性:といった概念のことで、いわゆる“理性”を伴っている。)。
これは、「地産地消経済」に於いても、事業経営や社内とか部下の意思統一&意思疎通ばかりか、クライアントや顧客の組織化、地方や町内会:自治組織その他での、リーダーの役割。加えて、社会運動でのリーダーの役目役割などに。大きく・極めて効果的に役立つモノ(人類の知恵の道具)なのである
★こういった事を、知っているのか、不知(ふち)なのか、というだけで。
【これを間違えれば、ソ連ナチスドイツ大日本帝国現:中国のように、全体主義または宗教紛(まが)いに陥り、政治も社会運動も町内自治も企業組織内も(宗教を社内への実態導入)となり、自由や民主主義もが形骸化する。そればかりか、時が過ぎれば、“人権”も、もろとも崩壊をしてしまう。】
ことに、“絶対的真理”、“相対的真理”の如くに、「真理(神の審理の類似)」の“用語”が、道具や武器や機械の如くに、持ち込まれれば、その集団や団体は、理性や科学的思考から離れ、宗教的運営カルト宗教的運営及び(通貨による)集金機関に変質するのである。
(参考:話題)最近(ペルストロイカ後)のソ連での研究で解明されたる事項が、
『ソ連のボルシェヴィキ(ソ連共産党の前身)は、他の欧州共産党と、唯一異なり、レーニンが、この“宗教性”を導入した。(その著書発行後、5ヵ月で、「それは宗教だ。」と、ボルシェビキの当時代表者に批判されたにもかかわらず、スターリンの計画経済や幾つかの国(日本含む)の共産党に引き継がれた。引き継がれた国では、共産党が全体主義を実行した。だから、“自由や平等の原理”を持たなくなって、現在に至るというわけだとのこと』。欧州の主な共産党は国際的に対決し、引き継がなかった。
(次の文章の用語は、日本企業の総務部門や人事に関わる分野で、
概ね一般的に用いられているところの、思考用語(非専門的)で
成り立ちと言語表現にて表される内容をまとめてみた。)

マルクス主義 近代社会の自由競争が産む大きな格差が、問題の元凶と考え、よって平等を実現する。
社会原理を立て、自由市場と私的所有廃止。
その成り立ち構成には「自由」の原理がない。
マルクス主義者に、真理概念の存在思考は、世界の共産主義やマルクス主義者に、その共通理念は無い。
ポストモダン 人間の支配を生み出す国家権力が諸悪の根源と考え
また哲学的思考(原理)を、諸悪の「制度」を支える道具と否定を(無知故の哲学的勘違いを)した。
社会批判の思想として、便利に使われる思考の数々
 全体主義、
 民族主義、
 宗教政治、
アナキズムetc
これらは、哲学思考を否認したから、「原理」として考える思考は消え去り、表象(イメージ)だけが、思想を説明する手段に使われるようになった。
★加えて、この4思考のどれもが、
“暴力抑止原理”も“自由や平等の原理”も持たない。
現代哲学の、
概ね概念に
にあっては
自由と公正」、及び「自由の相互承認」が
実現出来るためには、“自由・福祉・公正”を実現できる原理がなくてはならないとしている。

こういった原理が在ってこそ暴力と戦争の契機の縮小や
減少を進めることが出来るとしている。
情報&知恵創意工夫その他を、
通貨不要の相互交換で仕入れる。
 ___それは、今から日本が迎える、
世界的バブル崩壊から立ち直るための、
“地”に足の着いた、地産地消の原点から築き上げ、
事業基盤の形成に於いても、言える事
であろうし、
自由市場経済世界への日本の“哲学的な戦略にも”効果との、重要さを与えることになるだろう。___
今般の経済(金融・生活)恐慌の到来にあたって、
リーマンショック後の、ほぼ10年前と
日本の経済や経営の水準は、
リーマンショック後の、ほぼ10年前と比べ、ほぼ進展していない。ここに挙げた、2013年3月5日号の総務部メルマガの記事内容を振り返れば、この間、何をしていたのだろうかと、数々の反省が浮かび上がる。
https://soumubu1.blogspot.com/2013/03/blog-post_2752.html#18

2013年3月5日、配信記事のURL
日本経済の行方は混沌としていて、
円安誘導政策で、日本経済を立て直そうとする幻想は、
生活必需品の物価高は秋から顕著
日本経済と縁を切りつつある中国
どこを探したところで良い話の存在する訳がない。
日本で初めて、職業能力=自己診断&向上の無料ゲーム誕生
改正:高年齢者雇用安定法の=駆け込み相談
ビジネスはタイミング、その主要な中身は、
もう一つは、仕事のできる人材がいなくなったこと
混沌とした状況なら、根本的な所から考えれば答えが出て来る。
  *今の不況原因は、商品の価値を「使用価値」に固持するから
  *なぜ便利な経営手法や学説が広まらないのか。
  *これからも売れる商品には特色がある
  *商品価値の「固有価値」理論の果たす役割
  *〔補足A〕昭和27年、職業安定法の施行規則改正で…
  *〔補足B〕固有価値の萌芽(Intrinsick vertue)
豊かな経済再生の、個別企業具体策
ビジネス創造性(芸術性)育成と鍛錬のポイント

日本の経済政策の本質とは
戦前の旧:商工省現在の経産省は、戦前戦後を通じて、ソ連の計画経済を“岸信介”が真似をして導入した物だ。当時は、ナチスドイツも大日本帝国も、その他多くの列強国が、そのソ連の全体主義的成果と効果に驚き、その真似をしようと試みるとの、各国政策の動きが在ったのだ。
だが、本当に導入したのは日本の“岸信介”の戦前の旧:商工省→現在の経産省だけであった。
なお戦後早々、“岸信介”が米国CIAに寝返ったことは、読者の知る通りである。現日本政府の各本省:上級官僚の少なくない者が、CIAに自ら進んで協力を惜しまないと、公に秘密裏に行動(スパイ防止法しているとの話も、(筆者は肌で感じ体験もし)が在り、ほぼ、その通りである。
そういう意味で、日本国内の経済活動とは、
経産省が今のように仕切る限り、配給物資を、民間企業のスーパー等小売業者の店舗が、品物を捌(さば)く、いわゆる本来の商品経済における流通ではなさそうだと、筆者は考えている。
だから経済活動は育たない。その配給物資の配給事業は、“まるで福祉事業”とも考えられるのだ。=何も福祉は政府だけの独占事業ではない。
ちなみに、品物の流通を、中国普通話では“東西(物資交通(流通))”と言語表現をする。


§新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20251007】
(今回は、趣を変え、書籍ではなく、2025/10/03に公開のYouTube)
『大阪万博はカジノ利権に狂わされた。』
建築界のノーベル賞受賞者山本理顕氏が責任者を名指し批判!
https://youtu.be/odQ_mtyIBaE?si=GmbZCi69I-TuIr08

2025/09/09

第281号:失敗を防ぐ、倒れない⇒王道へ

<コンテンツ>
経済経営コンパス・ナビ
はじめに 多様な混乱と見通しの無さで、何を柱に
最も根本的!?経済経営原則の無知から抜けること
頓挫(とんざ)した、人類家畜化計画。
  ・次に「人類家畜化計画」の第2弾(AI)
量子コンピューターとは何か、そのイメージは?
  ・【参考文献に紹介される、いくつかの研究】抜粋
新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20250909】


§経済経営コンパス・ナビ(総務部門は経営の情報収集参謀です)
生成AI/ChatGPTは、過去形や未来形の無い中国語に一旦転換
 加えて中国由来の雑多情報生じる答えは無難な事なかれ主義
 この度の、政治や社会の失脚者とは、早めに全部手を切ること
  経済混乱は3年間メドは来年7月4日(米国独立記念日)後。
   為替円安が、引き金を引く、日本のバブル崩壊にも警戒
     産業構造転換も、バブル崩壊と成れば一段と大激変に。
    時代の世界変化の波が、押し寄せる。互いにそのつもりで。

§はじめに 多様な混乱と見通しの無さで、何を柱に
さて、9月に入って、いよいよ目に見えて、経済や社会のパラダイムparadigm転換が始動し始めた。この変化を感じない人物では、弁が立っても、タラタラ不満や怒りが述べられたとしても、
「小さいながらも、事業経営とか、部門や事業や団体」のリーダーには成れない。
もとより、リーダーLeaderや、その作戦参謀(総務部門責任係など)の職業も無理だ。
日本の経済成長とか、昔のバブル経済、グローバリズムとかで踊った経験を生かすこと自体が、現在では裏目に出るからだ。昔からの縦型組織の運営とか、部下を作り話(レトリック)等で洗脳し、カルト的運営をするとか、“マウントMountを取る”ことで以って、親分子分の関係を形成しようとすること(女性同士の関係で多い)での、上からの支配欲が強いばかりか、女性の多い職場では、そんな子分を引き連れ、“支配力を見せつけ”上司の監督職(係長)や管理職(課長)に対抗を仕掛ける女性(本質的に協調性&規律性のない者)が少なくない。
加えて、もはや、グローバル資本とか国際金融資本からの、“金融投資”が無くなってしまった今の経済体制システムなのだから、過去の如くに、上からの“金銭を注ぎ込む”とかの対応や手立ても出来ないのだ。
よって、上に述べたパラダイム転換においての、これから3年間程度は、
衣食住の地域の身近な需要をターゲットにして、
    地産地消で“地に足の着いた”ビジネス展開を要する。
        そこでの実践と体験学習で、身に着いた現場での実力が、
            隣接する単位経済圏他府県そして海外への商品展開の
                “定石”が、ビジネスを開けることになる訳だ。
これが、凡そ500年来の商品経済で、「自由市場経済(:資本主義)が、
この地球で発展してきた歴史を、学問として科学として解明した結果なのだ。
【関連して経営に役立つ歴史コラム】
経営者の団結権が認められたのは、1789年フランス市民革命に於いてだ。
具体的には、“株式会社とか有限会社”である。それ以前は、フランス=ルイ16世とか王族の権力者が総てであり、総てがその指図の許(もと)に在った。
それが、“自由・平等・人民主権”となり、契約の自由とか“不法行為と金銭賠償”といった、互いの自由平等の為の、具体的保障制度も、“民主主義社会”という制度も、この時期に導入された。
フランス革命前後の、経済や経営に関わる制度基盤に関係する、歴史的な効能事項や、その簡単な解説は、下記の過去メルマガのURLの参照をどうぞ。
ここが、日本の戦前と戦後では、大きく激しい変化が在り、社会で通用するか否かの効能にも大差がある。中小零細事業(ギグワーク除く)にとって生命線だ。
余談だが、自由平等のための文明Civilizationの制度が導入され、ここに用いるCivilizationとは、基に使用されていたCivility(礼儀正しさ)が原語である。当時も権力者が常套手段とした、“陰謀と隠蔽”に対抗して、市民は「礼儀正しく」との、当時の戦う様子の名残ともいえる用語(Civilization)なのである。

そして、極めて重要なのが、事業組織内で組む、チームや内外ネットワークの人材育成だ。
加えて、パラダイム転換での冒険的事業運営なのだから、次のような人材は忌避(キヒ)だ。
    ①異なる意見を聞くと「喧嘩を売るのか!」と、思いこみ攻撃する者
    ②異なる意見を聞くと、不快を顕に批判抵抗し、不平不満を表す者
    ③「お前何者や」「おまえイクツ(何歳)や」と暴言、意見の意味の思考不能者
    ④内外ともに、人間関係造りを、“友達造り”と混同・錯覚し改めない者
    ⑤日頃に、行為行動で、協調性・規律性の欠落の表れている者(チェックリスト
(過去の労働裁判例を踏まえ、客観的に合理的な評価項目の例示)
https://soumubu.naniwa.work/download/template/template2/sonota/kyochosei.html
こういった、行為が度重なる様反復継続、であれば、
就業規則の条文整備と共に、使用者の、合法的解雇理由を、形成する。
【なお、最近になって再び、松下幸之助の実践名言が、YouTubeなどで流行中】

【関連して、人材の育成に役立つ歴史コラム】
1688年名誉革命ジョン・ロック「心のない乾いた眼差し」といった理念
1775年のアメリカ独立戦争の宣言とか、1789年のフランス市民革命。そして現:米国:トランプ大統領が主張する、“自由・平等”に係る内外の政府等への抵抗権の理念の根底には、この名誉革命当時のジョン・ロックが言葉に表現した、「心のない乾いた眼差し」といった理念が貫かれている。この理念の存在があってこそ、“自由・平等”の意味と、その行使が、初めて理解され得るのだ。
それを教えていない日本の教育(一部の法科大学院の手前の浅さ水準)では、裁判官初め、“日本国憲法の解釈混乱”も、無理からぬ事と思われるのだ…。この水準の深さまで学び認識さえしておれば、経営や経済活動にとっては、とっても便利・効能で有利な姿勢を保つことの出来る事業主の“事&理念は間違いない”のだ。
https://soumubu1.blogspot.com/2022/04/#240-11
未だの「教育水準」の浅さは、明治政府が天賦(てんぷ)人権説を、大日本帝国憲法制定の際、天皇制の為に敢えて否定をした事に、由来する過ちと思われる。


§最も根本的!?経済経営原則の無知から抜けること
それは、何のかんの言おうが、コンパクトな商品(生産物とかサービス)として供給できるかどうかが、決め手になるのだ。その間に、AIとか、量子コンピューターとか、新生産システムとか、そこに量子力学を持ち出そうが、
決め手】は、コンパクト化が、出来るか否かである。
コンパクト化の出来ないモノは、自由市場経済=資本主義のシステムには乗らない(経済原則)。すなわち経済構造の基盤からの下支えとなる商品や商品流通としてデビューできない(経済原則)のだ。要するに、商品デビュー出来なければ、それは配給物資であり、政府・自治体公共事業の程度では、経済構造における“無理強い”といった末路なのだ。

蒸気機関は、イギリスの鉱山などで以前から大型で使われていた。発明家ワットは、コンパクトな蒸気機関を発明し、様々普及し、はじめて産業革命の基礎となったのだ。ワットはコンパクト化製品を発明したのだ。

家電製品についても、米国のニューディール政策などで、各地へ送電が始まると共に、エジソンやGE始め、次々とコンパクトな家電が発明され普及され、現在に至るのだ。

日本では、昭和36年1月、マーケティング歴史の史上に残る、「キッコーマンの卓上醤油」を、それまで木樽の容器から、マーケティング研究に基づき、卓上瓶に移行した。
一気に売り上げを伸ばし、マーケティング教科書で最初に登場する歴史的快挙なのだ。
電気とは、昔は“機械ベルト”に頼った動力伝達機能を、コンパクトに電化したもの

要するに、近所の小川に設置する小型発電機、自宅のベランダとか農業用温室に設置する風車式発電機といった物。太陽光発電パネルも一段とコンパクトな製品等などで、盗難対象に成らず&環境毒性の無い素材とか。コンパクト化でも色々と考えられる。

ところが、AIとか、量子コンピューターの現場は、コンパクト化等は何のその、クラウド化を目論むなど、昔の全体主義・社会主義計画経済を、呼び戻し再現するような経済・経営手法に発想であることにも、全く気づいてもいないようだ。

確かに大規模は、国際金融資本の投資対象にはなるけれど、自由市場経済(資本主義)の柱とか基盤である商品経済を否定するもので、戦時中にソ連を真似た、(岸信介の)満州や内地や戦後の経産省:計画経済でも夢見ているのだろうか?

甚だ時代錯誤と経済の現場無知ばかりか、経済学や経営学の無知無教養が招く、官民一体の失敗&敗残を招くことも、予想し得ない幼稚さでは、AIとか、量子コンピューターを口にする人物らの、否めない事実なのある。

すなわち、最も経済基盤となる身近な産業とか、職業労働能力を育成し発揮するに至るといった、経済立国の基本基盤戦略も、その具体化手法(=ある意味戦術)、具体的な行動計画(アクションの数々)も描くこと能わずの典型なのだ。
ここに、前述に触れた、こういった彼らの日本経済破壊の無知無自覚の罪と犯罪性が存在している。“売春を前提に併せた”、日本政府のインバウンド観光産業は、海外からの梅毒や肺炎を、防疫もせず蔓延させる実態であり、自由市場経済(資本主義)の柱とか基盤とは成り得ない。


§頓挫(とんざ)した、人類家畜化計画。
何処の誰が発案・着想をしたのか知らない(大阪弁)が、よほどの無学無教養であることは間違いない。芸術性の無い低劣なアニメを見たのか、経済活動の現場を知らないのか、全く、“経済や経営学”を学んだことが無いか。架空の造り話を持ち込まれて、騙され乗せられたのか、「人類家畜化計画」とはそんな程度のものである。
余談ではあるが、過去日本で、“新自由主義”を言い出し、「アダム・スミスの神の見えざる手」を持ち出した、日本自動車業界の代表格である、某株式会社の若手社長がいた。そもそも、経済学の父:アダム・スミスは、そんな事を言いもしてないし、書いてもいないし、=意味不明だ。
そこまでして、新自由主義(規制緩和の裏には刑事事件犯罪は付きもの)を貫いた。にもかかわらず、国際金融資本やグローバル経済の崩壊を迎えた。その、崩壊の具体的な兆しが現れた頃から、彼らは更に、不公正投資が生み出す“嘘・偽り、詐欺的夢”等を伴う資金・資本の動きを始めたようだ。そして、国際金融資本やグローバル経済の崩壊を迎え、とどのつまりが、アメリカのトランプ大統領に止めを刺されたようなものだ。
その辺りで、「人類家畜化計画」もコロナ禍収束とともに崩壊した。反対勢力から、「人類家畜化計画だ」との揶揄や批判が湧いたが、批判する側も無学無教養なことから、社会科学的な論理構成で以て、的を射た批判が出来なかった。
その状況を見計らって、2023年春には、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の空回りが著しく知られ蔓延した。にもかかわらず、短期間で、名称をAI(ArtificialIntelligence=皮肉っぽく訳せば、人工的に作られた読取り寄せ集めという英語ニュアンス。このニュアンスは否めない。…そこに加えて……

¶ 次に「人類家畜化計画」の第2弾(AI)
の如く、AIは、たしか2024年ごろから現れてきた、
AIに一歩遅れ、“量子コンピューター”という名称も出て来た。だが、それらは、
イ)少なからずの人が、従来の如く、処理情報が目立って多くもなければ、
ロ)Excelで以て、販売や経営の最前線インタビュー成果の整理で、
ハ)量子力学と大差なく、PCなどで分析活用できる仕事を、
ニ)少なくない人たちは“アプリオリ”の如く、自然に身に着け知って、活用している。
ホ)量子力学の飛躍的発展に役立った、「感覚・知覚・意識的表象」で以て、現場を見つめる(判然性とは異なる)との、哲学者“スピノザ”あたりからの観察手法で工夫も少なくない。これ等は、統計とは別口(べつくち)手法である。
ヘ)受験勉強の記憶力一辺倒で思考力が弱ければ、アルゴリズムに騙される。
ト)その辺り、本質から考える哲学(思考の原理)は便利だ。ITやAIで処理できない“様々な横断的関係”を踏まえた情報や、カオス(混沌や無秩序)で、思考力を高めて整理し役立てているといった、人間独自の能力の、偉大さ&便利さが、まだまだ優位である。以上に述べた技術や能力を、知り得ない程度では、ITやAIのカラクリも活用法も解せず、一見便利と騙され、買わされ餌食に成っているようだ。
チ)芸術性やArt域労働(感動・意欲・共感empathy・希望の4項目)は、高付加価値商品とか服務(サービス)の価値根源である。そもそも高利潤には、現場再現を産む技術科学性・科学的理由があり、これをAIや量子コンピューターが、試みているが、商品試験段階には至らないのが現状である。まだまだ、人材が、技術科学性&科学的理由を学問的に活用する手法が速い。日本の芸術分野では、いわゆる縦社会&上納金制度が、組織的幅を利かせているから、様々な意味での発展を阻害している様相だと思慮されるのだ。
リ)こちらは安有効「人類家畜化計画」とは違う。休暇中の生活費を国が補助
令和7年10月1日から。実施。問い合わせハローワークなどへ。

§量子コンピューターとは何か、そのイメージは?
従来のコンピューターは「0」か「1」で情報処理をする。
だが、量子コンピューターは、分かりやすく言えば、原子の周りを回っているところの、絡み合っている2つの電子セットが、互いに作用し干渉して、「0」か「1」での連なりを、絶対零度の手前で造ることから、極めて大量の情報処理が叶うと言う訳だ。

そこで如何に、参考文献に示す物質や仕組みの、さまざまな動きを含めての、極めて細かい分析と観察情報量を処理することで、古典的物理学などでは手に負えない量子力学の世界に入り込んで、量子分野解明の産業革命を、起こすことができるとの確信のもとに進められているモノや概念だ。
単なる、「量子コンピューターを使えば、細かな計算や、書き換えや入力ミスを防止が出来、大量のデータを蓄積できるから便利」といった、それこそ微々たる角度からの、量子コンピューターの普及価値といった説明には留まらない。

【参考文献】出版社:NHK出版 ミチオ・カク(著)、斉藤隆央(翻訳)
『量子超越:量子コンピュータが世界を変える』 発売日:2024/12/25
https://amzn.asia/d/g0d8zRV

¶【参考文献に紹介される、いくつかの研究】抜粋
p.140~ 2アミノ酸は火山の熱水と共に見つかっている。アミノ酸は宇宙からの隕石の中にも在り、水素・炭素・酸素の単純な結合性物質。量子力学を用いて、量子コンピューターで解析準備をしつつある。
p.157~ 太陽の光と樹木の葉の葉緑素との反応でエネルギーが生まれる。
薪などの燃料は1%ほどのエネルギー再生効率。光合成が量子コンピューターで解明が出来れば、人口光合成で緑化とエネルギーが解決する。
p.177~ 触媒という化学反応は、食料や食料生産の鍵を握る。
触媒そのものは化学反応に直接関与しないが、なぜか化学反応を促進する。
これらを量子コンピューターで分析出来そうとしている。
p.185~ 太陽の革命。1950年代に未来学者は、実家の電力がいずれ 太陽光で補われると宣言した。ずらりと並ぶ太陽電池に 強力な風車も加われば、太陽と風のエネルギーをとらえて安価で 頼れるとの、エネルギーを提供できるとのエネルギーの夢だった。
が、再生可能エネルギーは数十年はコストを下げただけで進まず。
電池は1799年に発明されたが、その後の開発や発明は無い。
p.205~ ウイルスや感染症のワクチンを、闇雲に実験をせずに、 量子コンピューターの中でのテストで可能かもしれない。この手法が 素晴らしいのは、煩雑で時間もかかる試験を行わずに、 新ワクチンを素早く安価に効率よく探索できるからだ。
p.206~ 同じく、ウイルスや感染症の分析と共に、
ネットワークで、世界の下水道調査での検出、人々の体温集積 などでのパンデミック予防。これらの量子コンピューターの果す役割。

【参考文献翻訳者の、あとがきにおける痛烈な注意点】の抜粋
p.402~ 量子コンピューターの発展が世界にどれほど広範な影響を及ぼし得るのかということを、具体的かつ網羅的に列挙している。そのため、量子コンピューターの原理については詳しく述べず、応用の可能性に主眼を置いている。したがって、その内容は、専門的な理論を知りたい場合には十分な情報とは言えないとしても、今後の社会やビジネスを占う上で大いに役立つのではなかろうか。(略)
ただ量子コンピューター(やAI)ですぐに何でもできるようになると極端に楽観的に考えるのは控えたほうがいい。現時点ではまだ実用化へ向けて何とか踏み出した段階に過ぎず、これから様々な障害や問題も出てくるだろう。
斉藤 隆央(翻訳者)


§新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20250909】
今月は、お勧めできる書籍は、在りませんでした。

2025/08/05

第280号:AIで仕事は減らず 実は手間が増える

<コンテンツ>
経済経営コンパス・ナビ
日本が、デジタル機能不全に陥った潮流
チャットGPTや生成AIが、極めて危険であり、
  不都合である理由は次のとおり。(囲み)コンテンツ

アマゾンの「翌日配達」の理念は、産業革命前の労働力搾取か?
  参考文献)p.80から学術目的引用付き

Facebookの削除すべきコンテンツの内情を取材
  参考(文献)p.217から学術目的引用付き

フィリピン出会い系AI調査(労働者のインフラ化)
  参考文献)p.228から学術目的引用付き

飛躍的世界進出の、フィリピン現地のデジタル労働者
  参考文献)p.230から学術目的引用(現地から世界)

アマゾンの、ボルチモアの地は、“テーラーシステム”の発祥の地
  参考文献)p.239から学術目的引用(テーラーシステム)

アマゾンの目標、フェイスブックと共に、
       全く異なる分野で活躍する企業を結びつける特徴
  参考文献)p.244から学術目的引用(異なる分野との、AI結びつき)

参考文献の最終の第6章に、筆者モリッツは、
       産業全般に向けての考えと方向性を示す。
  参考文献)p.257から最後の五つの段落を転載
          (あくまでご参考にどうぞ)

【新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み20250805】


§経済経営コンパス・ナビ(総務部門は経営の情報収集参謀です)
生成AI/ChatGPTは、過去形や未来形の無い、中国語に一旦転換
 中国の雑多情報危険・不都合。詳しくは(囲み)コンテンツ参照を。
 この程の政治や社会の失脚者とは、早めに全部手を切ること
  来月までに、財務省の、実態崩壊も、あり得る
   来年の7月4日(米国独立記念日)に向け、次々暴露事件
    新しい常識がやって来るのを知る。そして、真実を早くつかむ

§日本が、デジタル機能不全に陥った潮流
実際、日本での、AIとかDXの、システムイメージは、その名称の如くイメージする状況とは、格段にかけ離れている。今から2年余り前に、このメルマガで
「米国では、87%のDX事業も、実に空振り状態」
https://soumubu1.blogspot.com/2023/06/blog-post.html#254-05
との、当時には、“DX”と言われていた状況の記事を書いた。その後今日に至るまでに、“DX”が大きく前進したとの話は、聞いたことがなかった。そこに後から、にわかに、日本に現れてできた物が“AI”といった物なのだ。
そもそも、“DX”の夢物語=DigitalX(transformation)、この英語を直訳すれば、「現体制を・乗り越える:デジタル化」となる。が、今はほぼ、消え去ってしまった。
さて、AIの、Artificial Intelligenceは直訳すれば、「自然ではなく人工的に作られた物や状況の、英語Intelligenceは、ラテン語由来の言葉で、「集める」「読み取る」という意味の語幹とされている。この英語の意味の語幹を知ってさえいれば、一般人ならば、「人工知能だ」との概念は現れたり浮かび得たりしない
日本では、誰が、「人工知能」と言い出したのか不明だ。さらに、イノベーションやDXと共に、多くの誤訳(通産省辺り?)のために、様々な誤解取り違えない対策は、日本で科学的研究を行おうとするなら、外来語の日本語訳は疑う事だ)が産まれている。だから、私たち一人ひとりが自律するには、厳重注意が必要なのだ。
さらに加えて、日本でのAIの名称用語は、自由自在な使い方や思惑で以て、無頓着に増幅して、これが平然と語られていることから、“極めて曖昧・夢物語”の印象を与えてしまう根拠となっている。
そもそも、“AI”という名称が、ただの商品名として使われだしたとの学説も在る。その使用一例の説明を挙げれば、「宅急便」はヤマト運輸の商品名、「宅配便」が官僚や公務員が使う用語の如くに扱われる。そして、“AI”は、「宅急便」と同様等の使い道の意味合いも混在することになる。
だから、今月本メルマガで示している研究調査邦訳の、学術的引用=6個を、その邦訳例を読む際にも、用語には翻弄されずに、厳重注意が必要なのだ。一般的に素人の人物と会話するには、よくよく定義付けを整理して、曖昧さからの間違いを、生じないようにする具体的手立てが重要だ。同じ言葉でも、異なる意味やイメージで話せば、喧嘩も生じる。
だが、しかしながら、詐欺師からすれば、“曖昧さからの間違い”←これこそが重要な曖昧概念の素であり、日本の販売営業マンは平気で“二転三転”と、AIの曖昧さを振りまいている現状だ、国会議員も然り。新自由主義者とは、この曖昧さを、新しい自由だと狂言して、裏利権や裏金に染まりたい訳だ。これは、刑法の詐欺未遂犯でもある。
日本政府と経産省が音頭を取っている、デジタル化とは、事実上のマイナンバー制度機能不全を始めとして、行政機関すらからの、デジタル化も飛んでしまっている。民間企業にすれば、大まかに言えば、イノベーションを怠っているがために、経済成長の実態はマイナスを招来している。
加えて、筆者の主張している、「タテ社会改革」が行われないから、大手企業を先頭に、“現体制を乗り越える”わけでもなく、“DX”の気運までが吹き飛んでしまった状況だ。根本的な経済経営や産業に踏み込む訳でもなく、新自由主義者(最初に“旗”を振ったのはトヨタ自動車の代表)たちは、裏金や裏闇の取引に、もっぱら無我夢中と成っている実態は否めないのだ。そのことから、日本の“DX”は、理念も無ければ体制までが崩れ、“政府のマイナンバー制度”は、全体主義を目指す政権運営の道具を具体化して来ることから、法律や“自由・平等・幸福”の権利(ことに健保や福祉)と衝突する新手制度へと。加えて、市町村自治の柱である“住民サービス”理念に反する政府省庁からの地方自治瓦解につながる制度の持ち込みを行ったことから、マイナンバー制度も、ほぼ崩壊の一途をたどっている。
そもそもマイナンバーは、「するもしないも、“個人の自由尊重”の制度だ。」
であるのだから。筆者の「私むらおか」を始め、多くの経営者に事業家は、マイナンバー自体を見たことある人が少ない、社員にマイナンバー届出をさせても、マイナンバーを知らない社長(社長の自由)は存在するのだ。そこに何らの不自由もないし。
そもそも、“自由・平等・幸福”の“権利”が十分に保たれている国においては、マイナンバーに似た制度は、何らの懸念も無く、上手く普段に使われているのが世界の現状だ。(最大の原因は、日本政府への国民の信頼が無いからだ。)
話は飛ぶようだが、こういった権利が当然のごとく保たれ、保育園や幼稚園から子供に教育や訓練をし、縦型社会ではなく、横型で個々人を自律(自立よりハイレベルの概念)させる国では、日進月歩⇒飛躍的にデジタル化は充実しているのである。
  ここに日本におけるデジタル化の問題点があり、
   今月のメルマガの、世界との紹介事例とに大差が存るのも、
    ここに述べた、“自由・平等・幸福”の“権利”と実行定着体制に
    全体主義者は、貧困と併せた独裁の為の、番号偽制度を欲する。

(AIの危険性拡散おすすめ)
§チャットGPTや生成AIが、極めて危険であり、不都合である理由は次のとおり。
これらは、一旦中国語に翻訳され、極めて出所は雑多な中国筋情報の蓄積から、加工をして返事が送られてきます。とりわけ大切な懸念は、中国語には、過去形・未来形・現在進行形の言葉表現はありません。したがって、日本語のような文章文脈表現はできず、繊細で細かい部分の表現も極めて難しいのです。よって、「共感Empathy」といったものばかりか、量子力学的思考に必要な、「感覚・知覚・表象(意識的イメージ)の伝わる可能性は低いのです。
なお、チャットGPTや生成AIの、実務現場サイドの不都合は、デジタル業界の、深田萌絵さんが、実践的経験から、学術的範疇で説明してくれています。
どうぞ視聴拡散をしてあげてください。
【深田萌絵】※とんでもない危険性…恐ろしいことになっています。
深田萌絵さんがAIを使わない衝撃の理由!!
https://youtu.be/6GL2Y3umjWQ?si=g3vnjl1lISHs25Bz


§アマゾンの「翌日配達」の理念は、産業革命前の労働力搾取か?
参考文献)p.80から学術目的引用付き
AI人工知能の主力となっている事業利益確保の部分とは、比較的単純な労働力による作業の効率化に集中をしている。アマゾンの場合の事業設立の根幹となった、「翌日配達完了」を、低コストで行うためのドライバーの作業効率化管理に集中している。すなわち、如何に人件費コストを少なくすることに視点が向けられている訳だ。
巷には、AI人工知能システムと言いながらも、実のところはもっぱら、その裏で人間の労働力に頼っている“カラクリ”が、少なからず存在するのである。そして、次の参考文献引用の事例企業からしても、アメリカの最初の、アマゾン配送センター研究。いずれにしても、さほど未AIシステムにおいて、様々に生まれるデータを集積し工夫して、労働効率を上げている従来のものと、さほど変わる訳ではない。
果たしてこれは、今世間一般で「AI人工知能」のイメージされる物になっているのだろうか? 労働者の職業能力向上による利益とか、イノベーション能力向上に、企業戦略がとられている訳ではなさそうだ。この実態は、フンボルト大学の今回の参考文献(後段の学術引用)が露にした。半世紀程前から、日本の配送センターでは、ストップウォッチで作業時間を計測しながら業務をこなしていた。それをデジタル&センサーに変えるだけで、それもAIだと扱われているのには驚きだ。(なお、搾取とは、労働者には、本人と家族の衣食程度の金銭しか支給しない制度のことを云う)
これでは、単なる配送センタードライバーの、産業データ管理の延長ではないかと受け取られる状況も否めない。数十年前からストップウォッチその他で人間は計測していくようなことその他を、デジタル機器化したに過ぎず、根本的な所での“AI人工知能”の推進事例ではない。日本などで一般的に行われる、モチベーションや人事管理の範囲で行可能な事を、あえてデジタル機器やシステムに、代替投資(非効率・無駄な投資&経費)に過ぎないのではないかと思われる。日本で数例行われている、職業能力の育成を念頭に置いた、効率的配送の創意工夫など入れない様相だ。この引用されているアマゾン配送センターの事例を「AI人工知能システムだ」と言うのであれば、これが日本国内であれば、それは詐欺商法もしくは、極めて低能力な販売担当者に過ぎないことになる。
数十年前から、スウェーデンでは、職業能力が職人レベルに達している者が40歳に成ると、国は職業訓練としてSE教育を施している。したがって、現実を見たことも無い、幼稚未熟なSEやプログラマーが、「単なる聞いただけの話とアルゴリズムで組み立てたシステム」=マガイ物の製造を抑制している。
https://toyokeizai.net/articles/-/613060?page=2

参考文献)p.80から学術目的引用(Amazon配送センター
UPSのフルタイムのドライバーの間で、賃金や福利厚生に対する不満は比較的少ないが、長時間労働や、標準化され、規律が求められる、ハイスペースな仕事内容については、みな一様に不満を抱いている。UPSのドライバーは、長い間、標準的な作業手順に従って動いてきた。ドライバー候補生は研修において、片手でシートベルトを締めながら、もう片方の手でトラックを発進させる方法など、時間を節約するための膨大な数の手続きを学ぶ。ドライバーに割られる74ページのガイドブックは、配送効率を最大化するためのもので、時間と同社の研究に基づいて作成されており、筆記ペンの置場所(右利きのドライバーは左のポケット)など、ドライバーの労働に関する細やかな間まで規定されている。
UPSは「テレマティクス」システムの導入により、ドライバーの業務ルーチンの標準化・強化をさらに先鋭化させた。各配送者には200以上のセンサーが装備され、ドライバーの携帯型スキャナーからもデータが送られる。このシステムはトラックに関する大量のデータ(速度やブレーキを踏んだ回数など)、GPSデータ、顧客配達データ、ドライバーの行動データを収集する。またシートベルトの着用状況、アイドリング時間、バックした回数などを監視する。ドライバーは、止まったり荷物をスキャンしたりするたびに、システムはこれらの詳細を記録する。これらの情報はUPSのデータセンターに送られ、そこで収集・分析された上で、管理者に提供。
UPSは、労働プロセスにおいてわずかな効率化を実施しただけでも、それがどれだけの利益をもたらすかを正確に把握している。同社のプロセスマネジメント担当シニアディレクターであるジャック・リーバイスは、米国の公共放送ネットワークであるNPRで「ドライバー1人当たり1日1分の節約が、年間で1450万時間に相当する」と説明している。UPSは公の場において、テレマティクスの大きな利点として燃料の節約とメンテナンスを挙げているが、明らかに労働者も大きなポイントだ。(略)…引用はここまで

§Facebookの削除すべきコンテンツの内情を取材
参考文献)p.217から学術目的引用付き
Facebookを取材した研究によると、また次に転載したp.217からの学術目的引用によると、こういったAI人工知能システムの一例かもしれないが、AI化を進めるほどに、就労する労働力が少なくなるのではないようだ。
むしろ人間なのか機械などかを問わず“アルゴリズムの知能”こそが、繰り返すが、「アルゴリズムの知能こそに、頻繁に失敗する分野が数多く存在している。」との研究発表なのである。
そのため、ヘイトスピーチやイジメといった文脈依存的な状況理解に対応する、人間の労働能力が、更に益々必要となっているのである。AI人工知能で以て、世界中の巷で流されているような、「専門家や人間労働」の削減といった夢物語や予見は、存在しないのだ。
むしろAI人工知能システムを、うっかりして軽率に導入してしまった場合、その軽率による不都合を改善するための人員と労働時間は、おびただしい事になるのは間違いが無い。
これを、AI販売員たちは、その真実を話そうとはしない。…振り返れば、日本でコンピューターやパソコンが普及しだした40年前頃、~高額商品であり、かつ購入キーマンへの多額のバックペイ(裏金)を受け取ったものの、多くの経営者を始め担当者たちが、コンピューターやパソコンのソフトウェアを買わなければならず、PCその他へのインストールばかりか日常のシステム維持管理のためには、1人の人員を雇わなければならない事を、後ほどAI販売員から知らされていた事例は少なくなかった。(時は既に遅し、バックPAYはすでに使ってしまった)。
資本主義経済(自由市場経済)そして産業革命以来の原則は、「機械は人件費より安くなるから導入すべきであり、機械に比べ人件費コストが安ければ“人手で賄う”ことが経営や事業の原則である。それからすると、現在の経済原則を無視した、AI機器の導入は、経済危機を招来する。そもそも、同じく、グローバル経済と称して、経済原則をはみ出してまで、“投資資金回転の一辺倒&優先”が、現在の世界金融資本の破綻を生み出したのである。身近な日本のそういった、コトワザ的事例で言えば、「そんな金融資本の下、企業を続けるには、合併(=いずれかの吸収合併が実態)が不可避だった時代。」なのである。長期的、社会的、政治的、経営的な戦略は不可欠だ。近江商人の末裔に口で伝わる、「世間よし、買手よし、売り手よし」の何百年の原則は、“AI”と持てはやされる企業では、中途半端なのかもしれない。

(参考文献)p.217から学術目的引用(Facebook削除すべきコンテンツ
Facebookのプラットフォームは、性能の向上が続くアルゴリズム・アーキテクチャーによって構成されており、それがユーザーの行動を管理している。同社をはじめとするプラットフォーム各社は、自動化された学習コンテンツ・モデレーション・ソフトウェアの開発に多大な労力を費やしている。
しかし文化的規模や習慣、そしてそれらの高度に文脈依存的な性質など、アルゴリズムの知能こそが頻繁に失敗する分野が数多く存在している。(…略…)いずれにせよ、裸体や性的行為といった理由でほとんどのコンテンツは、現在では90%以上の精度で、ソフトウェアによって事前選定されてはいる。一方、ヘイトスピーチやイジメの場合、ソフトウェアはこれらの行動に文脈依存的な状況を理解するのに苦労しており、関連するケースの大半で間違った判断を行ってしまう。
すべてのカテゴリを通じて、Facebookの機械学習のソフトウェアは削除すべきコンテンツを経験するだけで、現時点で実際の決定を下しているのは、人間コンテンツ・モデレーターである。
ここで明らかに目標とされているのは、全自動で動くシステムなのである。しかしこのゴールは、到達可能かどうかは疑問だ。Facebookの幹部はしばしば、AIが同社のコンテンツ・モデレーション問題の解決策と公に示唆しているが、ソフトウェア・エンジニアや専門家はそれほど楽観的ではない。
Facebookが現在、コンテンツ・モデレーションのために1万5,000人を超えるデジタル労働者を抱えていると言う事実は、自動化のあらゆる努力にもかかわらず、現時点では、プラットフォームのモデレーション・インフラの構成要素として、人間の労働力は減少するどころか、むしろ増加していることを示している。人間の認知能力は依然として、、コンテンツ・モデレーションの中心にあり、プラットフォーム上に残すものと削除するものの判断が完全に自動化される未来がまだ遠い。…引用はここまで


§フィリピン出会い系AI調査(労働者のインフラ化)
参考文献)p.228から学術目的引用付き(出会い系労働者のインフラ)

プラットフォーム戦略を、「日常生活への溶け込み」と位置づける、ある意味でのインフラ化を進めている。「米国人やオーストラリア人と働くのとほとんど同じ感覚」を、フィリピンの、労働者によるインフラ化を行っている。
(参考文献)p.228から学術目的引用
チームは昼夜を問わず働いており、すべてのタイムゾーンに、顧客に24時間体制のサービスを提供している。出会い系アプリのコンテンツ・モデレーションも彼らの仕事の1つであるため、このオフィスでの仕事は特に繊細だ。「人々はソウルメイトを見つけようとしてやってくるので、とても傷つきやすいのです」と、あるトレーナーはその仕事の重要性を強調している。そうした出会い系プラットフォームの新規アカウントの最大70%が、詐欺師によって作成されており、彼らは様々な方法で他のユーザーを騙そうとする。トレーナーは、自分たちのオフィスで行われている仕事が、出会い系であれ何であれ、ソーシャルプラットフォームの存在の根幹をなすものであることをよく理解している。「モデレータがいなければ、今日の出会い系業界はオンライン上でこれほど盛況になっていないでしょう」と述べている。
「米国人やオーストラリア人と働くのとほとんど同じ感覚」
~コンテンツ・モデレーション労働のグローバルな分業において、インドに次いで重要な位置を占めるのがフィリピンだ。IT労働をアウトソーシングする先として最も重要な地域の1つであるフィリピンには、コンテンツ・モデレーション企業だけでなく、あらゆる種類のデジタルサービスの提供する何千もの現地企業や多国籍企業がある。フィリピンは今日、IT分野における、いわゆるBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の中心となっている。この業界はフィリピン全土で100万人以上の労働者を雇用し、300億ドル規模の収益を上げている。一般的なサービス業はフィリピン経済の最重要部門となっており、国内総生産の大部分を占めるとともに、労働人口の半分以上を雇用している。
コンテンツ・モデレーションは、様々な国々の顧客に提供されるサービスの中でも特に重要なものだ。フィリピンはインドとともに、コンテンツ・モデレーションのアウトソーシング委託において重要な拠点となっている。例えばFacebookは、ロベルトが働くベルリンのオフィスや、ラトビア、ケニアといった国々の不器用業者のと、コンテンツ・モデレーションのチームを20が個々に分散させているが、同社によれば、、インドとフィリピンが特に共に重要なアウトソーシング拠点だそうだ。Facebook以外にも、YouTubeやX(Twitter)などの主要プラットフォームはすべて、アクセンチュアやコグニザントといった請負業者を通じて、コンテンツ・モデレーションの一部をフィリピンにアウトソーシングしている。フィリピンには多くの有能な労働者がおり、その多くは大卒で、2つある公用語のうち1つは英語であるため、非常に優れた英語スキルを有している。この比較的安価で有能な労働力が、BPOにおける同国の「サクセスストーリー」の基盤となっているのだ。そしてその過程において、フィリピンはインドを抜いて世界のコールセンターの中心地となり、幅広いIT労働のアウトソーシングを引き寄せる事となった。コンテンツ・モデレーションはその一部に過ぎない。…引用はここまで


§飛躍的世界進出の、フィリピン現地のデジタル労働者
参考文献)p.230から学術目的引用(現地から世界へ)
(参考文献)p.230から学術目的引用(フィリピンコールセンター
コールセンターでの労働やコンテンツ・モデレーションには、語学力だけでなく文化的な能力むらおか加筆解説介護・ポルノに至るまでの西洋化された文化を理解等」とか?を求められる。この文脈において、植民地支配の過去と独立後の装いは、コンテンツ・モデレーションとコールセンター業務のアウトソーシングをめぐる世界的な競争において、特別な要因となっている。欧米のソーシャルメディアにコンテンツ・モデレーション業務を提供している大手企業の1社であるマイクロソーシングは、フィリピンの、あるデジタル労働者について、比較的安価だが教育水準が高く、忠実で、正直で、勤勉であると評価した上で、「かつての米国の植民地であり、人口の90%がキリスト教徒であるフィリピンには、非常に『西洋化』された文化がある」と指摘している。マイクロソースによれば、フィリピン人と仕事をするのは「米国人やオーストラリア人と多くの同じ感覚」だという。
ギグワーカー クリックワーカーとは


§アマゾンの、ボルチモアの地は、“テーラーシステム”の発祥の地
(参考文献)p.239から学術目的引用(テーラーシステム
アマゾンは、ボルチモアでも、たとえ、よそ者だとしても都市生活の基盤に深く組み込まれている。彼らは民間企業や公共機関にクラウド・コンピューティングを提供し、食料品店を所有し、ロッカーが市内各所に設置されている。Amazonのオンライン・プラットフォームはこの地域の、以前は米国の製造業拠点の在り方を変えた。
むらおか加筆解説「このメリーランド州ボルチモアは、1960年代には、世界最大級の光明輝く造船会社のひとつでもあったベスレヘム・スチール。それは第二次世界大戦の真っただ中には、1日2隻の船を建造したこともあった町だ。」現在も、トランプとの日米関税交渉の話題ともなる、アメリカ製造業の最盛期であり、ここからアメリカの製造業戦前ソ連工業地帯の製造業(НОТ:ノット)戦後は日本の自動車や家電などの大手製造業に。ことに、製造業縦型組織の科学的管理法1898年からテーラーが携わったシステム)、“テーラーシステム”の発祥や発展の工場が在ったし、世界各国の先進:見本工場」として21世紀初期まで存在していた。)
『この、科学的管理法とは、それまでは職人が、製造の企画も作業も1人で行っていた歴史を、初めて企画担当者と製造作業者の別人分離を行い、企画・製造をより計画的に行うこととなり、飛躍的生産性向上を迎えるに至った。日本海軍の、故:山本五十六は、これをハーバード大学から持ち帰り、日本の海軍に導入した。戦後日本は、あまりにも低い生産性だったから、GHQと共に大企業のすべてに導入した。
「“やってみせて、やらせてみせて、ほめなければ人は動かじ”」
で始まる名句と共に、日本の高度経済成長の教育訓練基盤となった管理法=テーラーシステムである。ソ連でレーニンは、直ちにソ連経済に導入し経済成長を遂げた。が、ソ連計画経済の基盤とは成った。が、宗教的思考パターンを指摘され、それでもスターリンが官僚主義を強行したことでソ連崩壊のペルストロイカ等の動きにつながったようだ。
今日のアマゾンは、労働の組織化、諸測定、および期日に関して、デジタルテクノロジーに益々依存するようになっている。…略…従ってソフトウェアは、物流における人間の労働力の組織化にとっても極めて重要だ。ボルチモアやその他の場所になるAmazonの配送センターは、ソフトウェアの飽和状態にある。各従業員の生産性は自動的に計測定され、他社と比較される。そしてノルマに達しない者は解雇される。アマゾンのアルゴリズム・システムは各従業員の生産性を追跡し、それが基準値を下回っている場合には自動的に解雇される。(本論部分のみp.240から引用転載)。


§アマゾンの目標、フェイスブックと共に、
 全く異なる分野で活躍する企業を結びつける特徴

(参考文献)p.244から学術目的引用(異なる分野との、AI結びつき)
アマゾンの目標は明らかに、日常生活における代替え不可能なインフラになることだ。これは、アマゾンとフェイスブックのような、全く異なる分野で活躍する企業を結びつける特徴である。様々なプラットフォームにおいても、異なるがしばしば類似方法で、インフラになるという戦略がとられているのだ。この種の戦略は常に独占的な地位を目指し拡張していくという性向を持つ。ドイツの社会学者フィリップ・シューターブは、デジタル資本主義の決定的な特徴は、アマゾンのような企業が市場で支配的な力を持つだけでなく、市場そのものになるのを目指していることだと論じている。彼らの目標は、市場を所有する大企業によって取引のルールが決定される、新しい種類の「独占市場」を作り出すことである。


§参考文献の最終の第6章に、筆者モリッツは、
 産業全般に向けての考えと方向性を示す。

p.257から最後の、五つの段落を転載(ご参考に!)
(参考文献)学術目的引用
『AI・機械の手足となる労働者:デジタル資本主義がもたらす社会の歪み』
___第6章 工場としてのプラットフォーム―結論
ベスレヘムからアマゾンへ-テイラー主義の過去と現在
p.257から最後の、五つの段落を転載(ご参考に!)___


 (ア)今日の世界は、依然として労働の世界だ。全世界の人々の圧倒的多数が、起きている時間の大半を労働に費やしている。労働は依然として、あらゆる側面において社会を構成し、階層化する上で極めて重要な要素である。デジタル技術による自動化の進展と、それに関する憶測はさておき、近い将来にこの事実が変わることはなさそうだ。伝統的な工場も今日のデジタル工場も、自動化のプロセスや言説に対して、複雑かつ曖昧な関係を築いてきた。工場を研究する歴史家であるカルステン・ウールは、「工場の歴史は、産業化の最初から自動化のビジョンと結びついており、最終的には人間がいない工場というアイデアを目指していた」と述べているが、「しかしながら、最初の自動紡績機からテーラー主義、戦後の数値制御工作機械に至るまで、技術革新によって産み出される自動化の可能性は、常に過大評価されてきた」と付け加えている。
 (イ)デジタル技術が新たな自動化の根幹にあるのは明らかで、それはすでに大きな影響を与えており、今後もさらに多くの仕事を変化させ、消滅させることだろう。しかし、ロボットやAIは仕事を奪うという時代の誇大宣伝は、少なくとも19世紀にまでさかのぼる、古い自動化言説と同等のものと考えてよい。その例として、チャールズ・バベッジやアンドリュー・ユアが挙げられる。彼らの「完全に自動化された工場」というビジョンは、マルクスや他の同時代の人々に力を与えた。アーロン・ベナナフが著書『オートメーションと労働の未来』(堀之内出版)で指摘しているように、人間による労働の終焉が間近に迫っているというこうしたビジョンは周期的に表れており、1930年代、1950年代、1980年代、そして近年にも見られる。こうした自動化に関する伝説の盛り上がりはすべて、仕事を代替し、労働者を不要にする現実の自動化プロセスと結びついていた。しかし自動化の波が押し寄せるたびに、賃金労働につく人の数は以前よりも増えていったのである。
 (ウ)先の自動化の波が何百万という雇用を消滅させなかったからといって、今回の自動化がそれとは異なる方向に進むとは限らない。特に現在、すでに世界的な労働力の供給過剰がみられている。それでも、労働の終焉に対して懐疑的な立場を保つ理由はある。ベナナフが説得力を持って指摘するように、現在の世界的な過少雇用減少は、デジタル技術による生産性の規約よりも、むしろ経済成長とは生産性上昇の限界によるものかもしれない。同時に、自動化技術の広範な普及は、技術開発だけの問題ではなく経済の問題でもあり、従って自動化は常に、人間の労働力との競争にさらされている。またデジタル技術は多くの作業を自動化できるが、同時に人間の労働力を必要とする新たな作業や問題を発生させる。部門や国別に、パーセンテージ単位で自動化予測を示すような統計は、メディアの見出しには適しているが、せいぜい概算に過ぎない。本書では、自動化の未来像について議論することは避け、すでに存在している自動化の形態、あるいは現在におけるテクノロジーと人間の労働力の変化する関係に目を向けてきた。この視点では、デジタル自動化の雇用市場への影響を統計的に予想をすることはできない。しかし、そのように直線的で明確な予測やモデルに対して、経験的・異論的に懐疑的な立場をとることを可能にしてくれる。
 (エ)本書の調査対象となった様々な現場を通して見えてきたのは、デジタル技術の影響と力、そして、人間による労働が失われずに存在し続けていることだ。Amazonの配送センターは、ここでも典型例として挙げることができる。近年、アマゾンは数十万台のロボットを導入し、配送センター内で自動的に棚を移動させている。しかし同じ時期に、これらのロボットと連携して働く、新しい従業員もさらに大きな規模で雇用している。クラウドワークが機械学習アプリケーションのトレーニングや、コンテンツ・モデレーターによるソーシャル→から望ましくないコンテンツを削除する作業といった骨の折れる労働もまた、現在の自動化の限界とその裏側にある労働の両方がよく表れた例だ。この2つの職業は、アルゴリズムの魔法の影に隠れた労働力の典型例でもある。表向きは自動化されたプロセスやAIアプリケーションの背後で、人間の労働者がソフトウェアを訓練していたり、その作業を評価したり、困難な状況で手助けしたりする例、あるいは人間の労働力だけで実現しているのにアルゴリズムによるアプリケーションとして偽装されたりしている例は、様々な分野で数多く見られる。機械学習アルゴリズムや高度なロボットの能力を示す驚くべき例がある一方で、アルゴリズムは単純な命令を誤解してしまうというおかしな例や、ロボット工学において厳しい挫折が起きた例もある。そうした例は、デジタル技術による自動化が、これまで容易に自動化できると考えられていた一部の分野においてさえ、当分の間は人間の労働に取って代わるほどには到達しないであろうことを示している。現時点においては、アルゴリズムによる管理の台頭、新しい形態の労働の管理と評価、デジタル技術によって生まれた新しい労働地理、スレンダーがジェンダー化・人種化された新たな労働区分、新たな社会的分極化、そして不安定で柔軟な労働の増加などは、ロボットによる雇用損失よりもはるかに大きな影響を及ぼしている。
 (オ)自動化は、特に未来について考えざるをえなくなるという点から、依然として大切な論点だ。多くの場合、労働組合だけでなく、様々な形態の労働運動が、自動化や新技術から労働者を守ることに力を注いできた。雇用喪失がしばしば破滅的な結果をもたらすことを考えると、これは非常に理にかなっている。しかし、少し離れた所から見てみると、このような姿勢には、現場の社会的枠組みの不条理が映し出されている。つまり、テクノロジーによって労働を代替できるという事実が、特に最も過酷な仕事、最も長い労働時間、最も不安定な条件、そして最も低い賃金で働く人々にとって脅威と見なされているのである。
 (カ)このことから、私たちは自動化と結びついた社会問題に意識を向け、未来についての別のビジョンを推進するという課題が差し迫ったものであることを理解できる。それと、フォーディズム的ノスタルジアは揺らぐ。フォーディズム的ノスタルジアとは、そもそもあまり包摂的でもなく、すでにその成立の前提となる社会的及び経済的条件が消失している、労働者階級と資本家階級の間の妥協関係の会期を望むことである。交易のための自動化というビジョンを推進させられるような論点は、政治的な力の問題に深くかかわっているが、しかしそれは同時に、テクノロジーの問題にいかに取り組むべきかという指針にもなる。本書を通じて、多様なアルゴリズムのインフラが、労働を組織化・管理するための手段、また流通を加速させ、生産性を高めるための技術として主に登場してきた。テクノロジーは社会的労働を物質化したものであり、それを生み出した社会的関係の産物である。ゆえに現在のテクノロジーの多くが、何よりも他者の労働(個々の労働者の労働と、より広範な社会的協力による労働の両方)を収奪し、私有化するように設計されていることは驚くには当たらない。しかしそれは決して、現場が固定化されていることを意味しない。
モーリッツ・アルテンリート博士(インタビュー調査での記事として珍しい文献です)
ここまでが、最終章の五つの段落を(あくまでも、ご参考に!)転載_
https://www.bim.hu-berlin.de/en/ppl/ac-pers/altenried-moritz

(参考文献)
『AI・機械の手足となる労働者:デジタル資本主義がもたらす社会の歪み』
「デジタル技術の進化により、さまざまな作業や業務が自動化されたように見える現代社会だが、その裏には多くの「人間による労働」が残されている。いや、残されているというより、人間の労働力が機械やアルゴリズムを中心とした仕組みに組み込まれていると言うべきだろう。アルテンリートは本書において、それを「デジタル工場」という概念にまとめ、幅広い調査に基づいて、批判的考察と理論化を試みている」(「訳者あとがき」より
https://www.hakuyo-sha.co.jp/society/digital-factory/
https://www.sankei.com/article/20250112-IEK5EO6K4VIQBOYAPCNXJ22JFQ/


モーリッツ・アルテンリート博士
https://www.bim.hu-berlin.de/en/ppl/ac-pers/altenried-moritz



【出版社:白揚社(2024/12/3)の紹介】
テック企業が労働市場を支配する

プラットフォームを介し国境を越えて労働力を集め、アプリによって働きぶりを精密に管理し、秒単位で雇い、クビにする――
Amazon, Google, Uberなどが「発明」した労働形態は、なぜこれほど普及しているのか?そして、世界にいかなる矛盾を生んでいるのか?
労働市場の大きな割合を占めつつある、新しい仕事によって起こり始めた世界的な変化を、綿密な調査と取材をもとに分析した社会学・経済学読み物。
「デジタル技術の進化により、さまざまな作業や業務が自動化されたように見える現代社会だが、その裏には多くの「人間による労働」が残されている。いや、残されているというより、人間の労働力が機械やアルゴリズムを中心とした仕組みに組み込まれていると言うべきだろう。アルテンリートは本書において、それを「デジタル工場」という概念にまとめ、幅広い調査に基づいて、批判的考察と理論化を試みている」(「訳者あとがき」より)
::::::::::本書目次::::::::::
第1章 工場を去る労働者―イントロダクション
第2章 グローバルな工場―ロジスティクス
第3章 遊びの工場―ゲーム
第4章 分散型工場―クラウドワーク
第5章 隠れた工場―ソーシャルメディア
第6章 工場としてのプラットフォーム―結論
第7章 感染した工場―エピローグ


『考えるという感覚/思考の意味』(講談社)
-2024/12/12 マルクス・ガブリエル(著)

【むらおかコメント】この本の著者マルクス・ガブリエルは、AI人工知能の、ソフト・プログラムを考える上で、要するに、「人間は、如何に考え思考するか」を、分析して分類して、連携や結合を思考して、AI人工知能ソフト・プログラムに反映させようとしているのか。これの助けとなる概念を、広範囲に、より深く、より細かく解説しようと試みている。それは、極めて大変な労力を要する作業である。加えて、そこに既定の法則性や法則が存在する訳でもなく、そういった事情から、この著作の細かい目次と共に“随筆のような”文体が現れているのだろう。~だが、その作業と(工夫)によって、素人にも理解や察しが付く世界へ、招き入れてもらえているのだろう、そこに意義がありそうな著作なのだ。
【それは、目に視えず、触れも出来ず、量子力学解明作業の研究段階】に於いて、当時唯一の、他人への伝達方法で在った、「感覚・知覚・表象(意識に現れるイメージ)」の3つを用いることで、一般相対性理論やサイバネティクスへと飛躍的発展した研究事例を思い浮かべる。

(総務部メルマガ 2025/01/07 第273号 で紹介)
『デジタル脳クライシス――AI時代をどう生きるか』
朝日新書 酒井邦嘉 2024/10/11発行

『「バカ」の研究』
出版社:亜紀書房 発売日:2020/6/25

https://soumubu1.blogspot.com/2025/01/#273-10

AIバブル崩壊⇒創意工夫の欠落気風へ&投資損(2025/03/04第275号)
https://soumubu1.blogspot.com/2025/03/blog-post.html#275-05

AIはどこまで脳になれるのか。治療者のための脳科学』(2025/04/08第276号)
https://soumubu1.blogspot.com/2025/04/blog-post.html#276-15

『心理学概論アップデート』p.118から引用-ミネルヴァ書房(2024年4月30日発行)
https://soumubu1.blogspot.com/2024/09/blog-post.html#269-02


§【新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み20250805】
むらおか:コメント
今月の推薦本は、ぜひとも事業所に2冊以上設置することを、推奨する。
それは、今までのセックスやセクハラに関する、知ったかぶりでは、逮捕そして書類送検は間に合わないからだ。いたずらでは済まなくなり、不同意性交が、成立してしまう。真偽相違の余地はほぼなくなっている。
また、相手方の異性にはめられて恐喝をされる罠にハメられる可能性が高い。一生懸命弁解をしても、ほぼ無駄となり逮捕勾留に至る。相手が水商売であっても不同意性交はあり得る仕組みだ。
【出版社:扶桑社による紹介(2025/03/03)】
2023年7月の刑法改正により、不同意性交等・わいせつ罪が新たに規定され、従来の男女関係を根底から覆しかねない状況となっている。芸能人やスポーツ選手を始め、不同意性交による事件や騒動が次々と起き、日々新しいニュースが報じられているのはご存知の通りだろう。
恋愛からナンパ、マッチングアプリでの出会い、パパ活、ギャラ飲み、キャバクラや風俗、そして夫婦間でさえもこの新法の影響を受けているなか、何をすれば逮捕されるのか、どこまでがセーフなのか、その線引きはほとんど知られていない。現状で女性側が「同意していなかった」と警察に駆け込めば、女性の証言のみで警察は被害届を受理する傾向にあるため、世の男性側は戦々恐々としているのだ。
芸能界やスポーツ界においても、不同意性交事案が多発しており、男女関係における法的な扱いについての解説はトレンドとなっているが、「性交渉」という、成人男女なら必ず行う行為だからこそ、今回の法改正はすべての人々に影響を与えているのだ。
本書ではあらゆる恋愛や交際、性交渉に影響を及ぼす改正法のポイントを徹底解説。女性側へのケア、逮捕されないためにすべきこと、有罪・無罪の線引きなど有名弁護士がレクチャー。想定シーンQ&Aも掲載する。
:::::::::本書目次::::::::::
第1章 不同意性交の定義
第2章 夜の街にはびこる性犯罪トラブル
第3章 親しき仲にも適用される不同意性交
第4章 性犯罪の嫌疑をかけられないために
第5章 濡れ衣を着せられないための法律武装
第6章 性交渉以外に潜む性犯罪リスク
第7章 不同意性交Q&A