2022/07/05

第243号:
どう活かすのか、ICTの技術~産業革命

<コンテンツ>
日本は今、“完璧植民地”に陥れられた
高度な固有価値製品の「ものづくり」イノベーションには
新商品を、新顧客に提供を成功した、成功の概念表
    その成功した視点・念頭に置いた①~⑨ポイント(表)
    【9つのポイントの詳しい話と、ヒントにするための注意点】

最新の人類史、そこでの経済経営に役立つ内容(各項に飛びます)
 ◎人類は、各々の便利な物を発明したから進化した。
 ◎人類は、黄鉄鉱に火打ち石を打ち付け、火を起こす発明をした。
 ◎衣服を身につける目的は、ファッションから始まり、現在までも。
 ◎ビールの発見で、狩猟採集から農耕や牧畜に変わり、進化した。
 ◎“文字らしき物”を示すが発明がなされた後、
  文化や制度として使用されるように成ったのは、
  他人との“貸借と所有権”を記録するためだった。
  そこに個人の名前が記された

 ◎石鹸は、抗生物質はおろか、どんな医学上の発見よりも命を救った。

§【新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み 20220705】
人類の歴史をつくった17の大発見


§日本は今、“完璧植民地”に陥れられた
アメリカは経済崩壊の苦境を日本にしわ寄せてきた、それが為替の日本円安だ。同じ働きや経済活動が一気に目減りさせられているわけだ。「安い物運んで来い」と恐喝されている。
さらに、円安とは別にロシア制裁に参加させられ、日本は大損だ。サハリンの石油ガス権も、合法的にロシアに没収されかけだ。ロシアからすれば、国連憲章第1条の、ウクライナ国内で虐待されるロシア語話系民族の「民族自決権」からして、日本は敵国だ。戦後ロシアから入植した親族や、後にウクライナ人と混在した親戚を見捨てずに民族自決権の支援をしていると言うのだ。
ちなみに、国連の民族自決権行使に軍事力はつきもの。ベトナム戦争支援しかり、コソボ支援の米軍空爆など、国連憲章第1条(第55條より優先)なのだ。
まして、日本国内の与野党:諸派閥そして諸派に至るまで、ロシア敵対姿勢ばかりだ。ロシアからすれば日本国内に“ロシア応援者は皆無”だとして、日本攻撃の賛同世論も得やすい。国内のリベラルとか左派系で、「即刻停戦・武器搬入禁止」との“即時停止”を話す人も滅多にいない、必ずお茶を濁す。
大損しつつある日本。でもウクライナ戦争は何時かは終わる。それも考えずに、利用されている日本国民。不思議にも左翼政党?のロシア敵視は威勢が良い。アメリカに見捨てられる右翼:対米従属者は意気消沈の状況に急変。遅くとも2年内には、“ドル&円体制”は完璧に崩壊し、金地金も現在の7分の1まで下落する。
今後、ロシアや中国への敵視態度は、資源を入手できなくする。いくら威勢が良くても、批判や文句だけでは、真っ先に貧乏になる。明治維新→敗戦崩壊→今からの経済崩壊を通して、概ね犠牲になる人や家族や集団は予見される。アダム・スミスの言う通り、『先ずは、商業を推し進めること。その後に富と自由をもたらす』。それは、19世紀末~王国や植民地でも、20世紀末の東欧社会主義国でも、“自律して経済を推し進める終盤に政治も変わる?”といった歴史法則を18世紀後半に彼は示していた。


§高度な固有価値製品の「ものづくり」イノベーションには
(1)日本は経済破たんを迎えた。政府の金融政策は効果がない、通貨貸出準備が整っているも個別企業に貸し出すだけの新商品がないのである。既存の商品は労働力商品も含め低下の一途をたどっている、この現象をデフレと称して「不況?」と呼んでいるにすぎない。そこで、固有価値商品に目を向け、且つ世界経済や世界市場に目を向けながら、日本国内のここ70年ほどの新商品開発の教訓を踏まえ、世界的に成功している新商品開発をまとめたものが次の項に示したものである。そしてこれらは、導入した個別企業において成功を繰り返しつつある。
(2)固有文化価値商品の
「ものづくり(消費財の固有価値)のイノベーション手法」
それは、地元経済単位(中学校区単位)を基盤に、地場経済圏、地方経済圏、民族文化その他に蓄積された「労働蓄積+労働能力+労働力発揮」といった労働価値に基づくところの、商品開発作業である。地元経済単位を超えてこそ、商品として利潤が認められる、それが固有文化価値商品としての地位を、が鬼門的にも保てる。
(3)そして、時代は変わり、国際金融資本の体制も変わった。
資本投下さえすれば何でも出来るかのように、“債権債務で事を運び”現物や価値生産は横へ置き去りにしておく。そういった俗に言うグローバル経済体制は崩壊に入った。その状況の下で、個別企業とか経営者や人材は、いかに植民地扱いされないようにするのか、ここが最も大切である。
★金に群がって事業をやって来たとすれば、
ここに来て植民地の如く扱われ、“利”は吸い取られ、国際金融の債務とともに、事業は踏み倒され崩壊する。新製品開発も、“Made in Japanの誇り”も過去に封じ込められてしまった。とにかく日本の資産は税金で吸い取られ、円安為替レート誘導とともに、アメリカの国際債務=赤字補填へと、合法的に注ぎ込まれている。

☆この際、地元と地域に根ざし、
資産を地域に築き、地元経済の豊かさや幸せを築く。
仮に個人で貯め込んだとしても、地元経済と共に歩なければ、財産税とか新札切替で狙い撃ちされるだけだ。引いては日本全体の国づくりとか経済体制にしても、地元経済単位(中学校区など)が、正当な利潤を見込める商品生産の基盤なのである。それは個々人の選択にかかっているわけだ。
どちらの岐路を歩むか、分ければこういうことだ。
ただし前提として、金銭に群がり全体主義と化す資本主義なのか、
資金に群がり全体主義と機械(IT機器)化優先の社会主義なのか、
この両方の姿を論外とすることはもちろんだ。
「信用は貨幣を無用とする。(ジンメル)」のが
人類共通文化と言われる所以であり、この教ひとつが、モノを言うってことだ。
そもそも、誰かに依存(全体主義になびく生き方)して、
生きようとすれば滅亡するといった人類史に学ぶとき(場合)でもある。
現在のホモ・サピエンス(Homo sapiens、ラテン語で「賢い人間」の意味)の中で、狩猟採集を行っていたクロマニョン人は、現代人に比べ頭が良かったと推測されている。だが、より効率の高い農耕経済に転換しなかったから、狩猟していた大動物が減少絶滅するとともに、クロマニョン人は絶滅してしまったとされている。

【仕事や働き方を転換、それを【どう変えるかの具体策】
総務部メルマガ20220503 再掲載
http://soumubu1.blogspot.com/2022/05/blog-post.html#241-19
[1]失業も、失職も、一気に増えるだろう
    技能職(中高年齢)職務分類表の例示の本文はこちら
 ⇒http://soumubu.jp/documents/ginoushoku.pdf
[2]人物活用は、新しい感覚と方法がなければ退職だの本文はこちら
 ⇒http://soumubu.jp/documents/jinzaikatsuyou.pdf
[3]取引や資金の流れは変わってしまった。経営管理も転換をの本文はこちら
 ⇒http://soumubu.jp/documents/keieikanri.pdf


§新商品を、新顧客に提供を成功した、成功の概念表
ここが、社会主義計画経済あるいは、日本政府計画経済とは異なる概念だ。これは、世界各国に共通するものだが、日本の地元経済(取引は多国籍も含め)で成功している事例ともまったく共通しているものだ。
まだ、ICT産業革命の真っ最中であるから、これから有効かつ効率的なICTとか告知イノベーションが確立されていくわけだ。現実には、日本のICT機器導入は、概ね失敗が続き、IT業者に翻弄されているだけで、人類進歩の域には達していない。もちろん利益モデルに至っていない。日本政府のデジタルとかIT機器の扱いは前近代的人海戦術かつ不良品の水準だから、ICT産業革命の足を引っ張る姿である。実行した分だけ不良債権の山積みである。また契約も、追加の乱発で「あとから水増し」となる業者収益方式だ。マイナンバーを初めとして“経費増と受益者負担増”の繰り返しである。日本のIT業界では、SEとプログラマー各々の教育をする体制も、35年以上も、IT業界や経済団体の指摘もされ、筆者自身も育成の説明に加わっていたが、IT人材不足と言われながらも政策は行われず、体制は全く整えられていない。

  現クライエント →より難度→  新クライエント


①1ヵ所だけ変えて非凡に
②改善のツボは、他社・他地域と違う
③新鮮さをアピールするイベント
④商品の容器や容量を変えてみる
⑤原材料成分を変えてみる
⑥商品を「買うに至る顧客の旅」
★買い手の“集合知”に合わせる。それは従前の収束型集合知でのレトロな商品もありうる。だが、大きくは伸びない。
①1ヵ所だけ変えて非凡に
②改善のツボは、他社・他地域と違う
③新鮮さをアピールするイベント
④商品の容器や容量を変えてみる
⑤原材料成分を変えてみる
⑥商品を「買うに至る顧客の旅」
⑦真実を現す色にする
⑧買い手は経験と体験を集めたい




 



①1ヵ所だけ変えて非凡に
②改善のツボは、他社・他地域と違う
③新鮮さをアピールするイベント
④商品の容器や容量を変えてみる
⑤原材料成分を変えてみる
⑥商品を「買うに至る顧客の旅」
★買い手の“集合知”は、一気に進化して、発散型の“新しい解“すなわち進化(現代基準の善)に至ることが決め手。
①1ヵ所だけ変えて非凡に
②改善のツボは、他社・他地域と違う
③新鮮さをアピールするイベント
④商品の容器や容量を変えてみる
⑤原材料成分を変えてみる
⑥商品を「買うに至る顧客の旅」
⑦真実を現す色にする
⑧買い手は経験と体験を集めたい
別々のアイディアの結合では
 イノベーションの前段階にすぎない。

 5次元思考 X・Y・Z+time+結合Connect

その成功した視点・念頭に置いた①~⑨ポイント(表)
ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
①1ヵ所だけを変えて、非凡に
IT機器活用例 ITの世界では、平凡なモノだけが目白押しである。ネットで容易に発見されるものは非凡では無い。ネットの世界で非凡なものを載せるだけでは目立たない、それほど平凡ばかりで、平凡品の安売りだ。
従前の成功例

「ものづくり」
製品の1ヵ所だけを変えて、非凡(木製自動車その他の例)にしてみる。非凡にする行為はイノベーションではない。
ICTとか告知

イノベーション
スマホの世界では、Netミーム(話題)に商品を載せることが重要。これが新しい時代の告知や新流通となっている。直感による新アイディアの出所機器主知主義“常時20%持続説”が推奨だ。それがNetミーム(話題)の隣接可能空間を通して伝わる。そして、話題にはキーストンkey Stoneが不可欠と言われる。ネットの世界でキーストンは、「それを取り除けば全体バランスが崩れる影響与えるモノ」といった概念のようだ。過剰に安定したシステムでは、新しいモノは出ないし進化も好き無い=すなわち、興味を示そそることがないから、多くの人が見に来ないといった無視効果と言われる。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
②改善のツボは、他社・他地域と違う。
IT機器活用例 IT機器は、他者・他地域と違うことを、すぐにチェックができる機能だ。そもそも、他社とかの真似をしたがる企業では、売れない会社が多い。もとより、真似は不正競争防止法と言う社会ルール・倫理に反する事である。また、それは商品の品質技術・ノウハウの水準を下げることに通じる、そういった姿勢は従業員や協力業者に広がり蔓延してしまう。
従前の成功例

「ものづくり」
「ものづくり」重要な改善発見きっかけのツボは、「他社と違う、他地域と違う」ところにある。違う機能を求めることはイノベーションではない
ICTとか告知

イノベーション
イノベーション他と違う事を、他に無い事を、それに限ってPRする機能をスマホやインスタで設けることができる。そのことで、商圏内をより固めることが出来る。息長く付き合っていただけるのは、商圏内に変わりない

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
③新鮮さをアピールするイベント
IT機器活用例 イベントや作業工程を録画しても、またインスタしても新鮮さが抜ける。新鮮さとは、“すごいと言う品評会の感覚”ではない。また、新鮮さは≠パフォーマンスではない、別物である。むしろ、新たな深層学習とかフィードバック+強化学習といった内容のモノやコトの引き金である。
従前の成功例

「ものづくり」
固有価値商品の新鮮さをアピールするイベントを行う(店先の実演販売、半製品を店先で完成するその他の意思疎通ビジュアル映像では商品の新鮮さが伝わらない。その場の迫力や共感で伝える。
ICTとか告知

イノベーション
スマホでの新鮮さとは、競争を避ける共存だ。むしろ、新たな深層学習とかフィードバック+強化学習といった内容のモノやコトである。また、PCと違ってスマホのソーシャルメディアは、不安定な新時代の概念なのだ。ネットで迫力は伝わっても、肝心の共感までは無理がある。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
④商品の容器や容量を変えてみる
IT機器活用例 ネットで気軽に、買い手の、「意欲・感動・希望」を探ることができる。更に、試作を出して→その反応を見て→少なくとも次の受け答えで、ようやく本命に期待をかける商業行為も可能となる。
従前の成功例

「ものづくり」
商品の容器や容量を変えてみる。(土地柄、一人暮しや核家族向けの数量、保存法)。買い手の、「意欲・感動・希望」を探ることになる。
ところで従前ならば、「不況になれば増量で、結果安価とし、少しでも売上総額を持続した、昭和大恐慌来の手法だ。容器は、その時代の使い道で変えた。例えばキッコーマンの卓上ビンの醤油。その昔、樽詰め量り売りからビンツメに変更しただけで大量に売れた。日本のマーケティングの歴史に残る大成果だった。
ICTとか告知

イノベーション
個々の買手の傾向とか要望を集計できることから、固有文化・効率・減量等を考えて廉価でもって商品を提供できる。金箔とか金粉その他希少物をふりかけて、そのことで価格を水膨れさせる時代は過ぎた。これからは、特に固有文化価値(商品)が大切となる。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
⑤原材料成分を変えてみる
IT機器活用例 原材料の違いを、細かにタイムリーに知らせることができる。またその原材料や半製品を、ネットで探し求めることもできる。メーカーとか製造者の保持しているノウハウこそが大いに役立ち、買い手に提供できる。
従前の成功例

「ものづくり」
製品(家電、衣料、水、木製自動車、食品、住居など)の原材料成分を変えてみる。その地方特産品だからといって、それを商品原材料に使うことでは、固有価値商品は生まれない。カラシ明太子、水産加工品、昆布製品などすべて労働集約の商品。その地方の特産原材料ではない
ICTとか告知

イノベーション
原料ごとに半製品などが計画生産できるようになる。イタリアのチーズやパスタなそうだ。そのバックヤードで綿密なIT計算をしている。個々人の好みに合わせることで文化を刺激して豊かな食生活を提供できる。この綿密さが安定した低価格を保っている。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
⑥その商品を「買うに至る顧客の旅」を見る
IT機器活用例 商品のストーリー(コンテクスト)を軽いコストで発信することができる。その基盤となる「その商品を買うに至る顧客の旅」を手でメモっておけば(スマホやPC入力は効果なし)、その集計を行う際に、生産者の頭脳の機能をIT機器でサポートすることが出来るから、極めて「顧客の旅」を知ることが容易になる。筆者の成功体験でも=芸術とパフォーマンスの根本的な差異を、“芸術家の証言のメモ”を、Excelで分野別に組み直し並べたことで、明確な区別が出来た。「Art域労働とパフォーマンス」差異だったの発見だ。
従前の成功例

「ものづくり」
顧客が前に何を買い、帰宅時に何を買い、また考え直して買った品物を調べてみるといった、「その商品を買うに至る顧客の旅」をよく見る。そこから商品のストーリー(コンテクスト)を添える。それは⇒ホッ!とする効果であり、「意欲・感動・希望」をプロデュースしている。長持ち製品も丈夫さという集団ではなく、商品のストーリー(コンテクスト)で、「意欲・感動・希望」をプロデュースすることとなる。また、「使い捨て商品」と名付けられる物は、メリハリを持った商品ストーリーと「意欲・感動・希望」のプロデュースである。でも従前は、そのお客への気遣いには手間がかかり、実行は大得意様だけであった。
ICTとか告知

イノベーション
スマホの世界では、Netミーム(話題)に商品を載せることが重要。これが新しい時代の告知や新流通となっている。直感による新アイディアは、“常時20%維持“説が有力。それでNetミームという話題が隣接可能空間を通して伝わる。そして、話題にはキーストンkey Stoneが不可欠と言われる。ネットの世界でキーストンは、「それを取り除けば全体バランスが崩れる影響を与えるモノ」といった概念。過剰に安定したシステムでは、新しいものも出ないし進化も無い=すなわち、興味をそそらないから、多くの人も見に来ないといった骨折り損の結果を招く。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
⑦真実を現す色にする
IT機器活用例 IT機器とネットで気軽に試すことができる。印刷外注とか少量プリントだった作業を、ネットで数多くできるという利点だ。チャンスをつかむ事は=場数を増やすことなのである。そこに環境によって左右される個々人といえども、感覚器や脳内認識に、真実を訴えることがIT機器で出来る。
従前の成功例

「ものづくり」
真実を現す色にする。「独自の色彩:それとも:ぼんやり灰色か?」といったような色決めを行う。「真実を現す」とは、買い手の頭脳の中に生じる事象(模倣)であって、裁判所や研究機関といった団体や地球自然現象の中にあるものではない。旗印にも服飾ファッションにも意思の色がある。
ICTとか告知

イノベーション
スマホなどのソーシャルメディアは、不安定だから新しいモノやコトがある。過剰に安定したシステムは、新しいモノやコトは出ないし、進化もない。そういった“集合知”の形成には二通りある。従前の収束型集合知とは~機械的な答えは1つの“最適解“に限られていた。ところが、これからは一気に進化して、発散型の“新しい解“すなわち進化(現代基準の善)に至る。そこで色は重要だ。

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
⑧買い手は、経験と体験を集めたい
IT機器活用例 質の高い内容の、気軽な集客や連絡手段となる。従来のメールよりインスタなどが有力だ。経験とか体験と言うものは、深層学習やフィードバック+強化学習との関連である。経験と体験を集めたいといった買い手に、単なる紹介レポートや映像画像は無意味なのだ。
従前の成功例

「ものづくり」
買い手が、経験を集めたい、体験を集めたいといった、「意欲・感動・希望」を手に入れられるようにプロデュースされた商品。顧客の体験シリーズや旅(旅とはもとより「人生の旅」に近い概念で、決して団体旅行パックなどではない)。加えてメソッドバッジ(技能章)といったグッズも用意するところまで徹底する。観光は経験と体験の集積。だが予備知識から学習までを旅行社が設けることで、その魅力を高めてきた。
ICTとか告知

イノベーション
インスタその他SNSから予見できる“感動+共感“は、その様ではあるが、ここでも“集合知”は発散型の“新しい解“すなわち進化(現代基準の善)に至る。事前の予備情報やNetミーム(話題)は重要だ

ポイント 成功した視点・念頭に置いたもの
⑨別々のアイディアの結合はイノベーションの前段階
IT機器活用例 いろいろなアイディアを①探す手段(スマホやPC)②思い出す手段(エクセルや検索エンジン付きブログ)としては、IT機器は極めて便利だ。けれど、まだまだ多くの人は、こういった活用はしていない。ちなみにこの総務部メルマガは検索エンジン付きブログでもあるから、配信歴20年は、研究や発見プロセスを含めて極めて効率的便利で時間の節約となるIT機器である。
従前の成功例

「ものづくり」
常に非凡な商品・製品を設計してみること。「思考の地図」といったような、別々のアイディアの結合(五次元思考の入り口)は、イノベーションの前段階である。

・固有文化価値商品が注目されるまでの新商品開発と言えば、次のような経済学者シューペンターの“イノベーション5ポイント”が定説であった。
 One  新しい財貨、新しい物の発見
 Two  新しい生産方式の導入
 Three 新しい市場の開拓
 Four  新しい原材料、半製品の発見
 Five  新しい事業組織を(社内から社外にわたり)開発
ICTとか告知

イノベーション
そこには、「五次元思考~X・Y・Z+Time+Connect結合」が重要だ。何といっても、“Art域労働”の込められたモノやコトが柱となる。そのほとんどが、Netミーム(話題)となり、“集合知”は発散型の“新しい解“すなわち進化(現代基準の善)に至る。

__最先端技術と、消費者の最大需要ニーズに合わせる実務要領
消費財の固有文化価値商品「ものづくり」①~⑨の9個(総務部メルマガ 2022年4月号)
https://soumubu1.blogspot.com/2021/04/blog-post.html#228-08

【9つのポイントの詳しい話と、ヒントにするための注意点】
いわゆる人工知能の進歩の頭打ちは、膨大な計算量といった作業を抱え込んでいるからと思われて(錯覚)されている。確かに見た目の現象はそうかもしれないが、実のところは無駄の集合かもしれない。実際に、まだまだ人間の職業能力の知恵の速度の方が解決には早い状況なのだ。
そこには、IT業界の経営部門での、“素人の人海戦術”策にあぐらをかく体質と、IT事業投資家の投資利益の絶対額最優先といった姿勢がはびこっている。プログラマーやSEを各育成する体制は、当時指摘されたものの1986年からは未だに、体制整備されていない。上場企業の中堅企業も労働者派遣業的な利益を追う企業が多い。
まして日本政府のデジタル庁は、そんなIT業界の現状を利益を最優先させ、人工知能の進歩を優先させる姿勢が見受けられない。さらにはアメリカのIT事業者に、“おいしい”仕事を回そうとする、何十年にもわたる植民地の従属政策なのだ。DX=Digital Transformation(デジタル・トランスフォーメーション)の誤訳も、未だに経産省では続いている。
http://soumubu1.blogspot.com/2021/11/blog-post.html#235-17

だが、「同じモノでも、環境が変われば活用方法が変わる」。
それが新商品となる。様々な商品とか物が、世界各国や文化が異なれば、異なる使い道をされているのは、枚挙にいとまが無い。

「人間が人間的に扱われる」これは、サイバネティックスの提唱者=ノーバート・ウィーナーの有名な理念であり、その分野の研究姿勢の確立に大いに貢献した。実際に、人間は体験から深層学習を行っている。これを身に付け上手になるには、フィードバックでの強化学習である。この“深層学習とフィードバック”は、現在理論確立され普及されつつあるのが現状である。一方の人工知能は、いまだに進歩の頭打ちといった問題を抱え、日本では今更ながら、「超大型コンピューターの開発」頼みと逃げ腰だ。筆者の私からすれば、今の流れは、大日本帝国崩壊間際に起こした、不沈戦艦「大和」の建造と瞬時の沈没を連想させるのだ。また経済学から見ても、経済学の父:アダム・スミスの、「起業とは物事の隠れたコストの発見」との一言に尽きるのである。けれども研究分野では、長大機器とは異なる“システム情報処理”の研究も存在はしている。
すなわち、次のような“日本産業の成長の光”が存在するわけだ。
日本は、「アメリカよりも地域格差と特徴が、実に細かく多様である」と西武:堤清二は言った。文化価値多様性だから、その商品性は世界各地へのビジネスチャンス(異なる文化こそ商品価値を増す=フランス人:スタール)でもあるのだ。だからこそ、地域に根を張り・人を戻し・経済を支える事なのだ。くどいようだが、小規模から起業して、本格的なDXを日本でも始めれば道は開ける。日本には他国にない、ICT産業革命を支える要素・人材・文化がある。他国から原料や半製品の仕入れをすればよいわけだ。

発見が理工系の得意かもしれない。・新商品は社会学系が得意だ。
テクニックは理工系にかなわない。・ニーズをつかむのは社会学系だ。
(参考文献)
・ノーバート・ウィーナー 1950年『人間機械論』
より生命的なAIへ-2022/3/16 岡瑞起(著)
(ALife=人工生命の入門書)

§最新の人類史、そこでの経済経営に役立つ内容
最新科学で人類の進化の仕組みが分かってきた。最新の研究結果に基づいて書かれた本、「人類の歴史をつくった17の大発見」をたたき台に、経済経営などに及ぶテーマを交えて、主な内容と人気のある分野を解説する。最新人類史の分野は、SNSやマスコミでの人気が高まりつつある。それは何十年も前に学校で習ったことや今までの古代人についてのイメージが覆されていくからだ。そこで、今から始まる、終戦直後以来の経済構造大転換に向けて、新たな科学的視点での重要ヒントを、

①今月号の巻末で紹介する最新の人類学系の主要と思われる項目と、
②過去から蓄積された様々な、「経営手法・行動経済・目前課題解決」

人類は、各々の便利な物を発明したから進化した。(各項に飛びます)
人類は、黄鉄鉱に火打ち石を打ち付け、火を起こす発明をした。
衣服を身につける目的は、ファッションから始まり、現在までも
ビールの発見で、狩猟採集から農耕や牧畜に変わり、進化した。
“文字らしき物”を示すが発明がなされた後、文化や制度として使用されるようになったのは、他人との“貸借と所有権”を記録するためだった。そこに個人の名前が記された。
石鹸は、抗生物質はおろか、どんな医学上の発見よりも命を救った。

について整理をしてみた。現状の思考パターンや過去のしがらみでは、失敗しか予想できなかった事柄の、新しい時代における応用活用のヒントを探った。その後は、様々なICT機器といったメカニックを、いかに人類の豊富な総合能力の手足として、手間をかけずに費用も安く活用するだけの話である。IT機器導入の失敗で、経済経営の足を引っ張るばかりか、人間の能力を低下させ、人類の進歩どころか後退させる(現在の悪)を予見することができるわけだ。
例えは悪いかもしれないが、核兵器を除く武器の製造と使用のテクニックしか教わっていない自衛隊(防衛大学校の目的)の限界とか、唯物論といえば理工学と勘違いしているのか、中華人民共和国の政経人材が理工学系に偏っている弊害とか、今日の考古学研究を含む科学的人類史といったものは、そういった偏見を正常に近づけることができるかもしれないのだ。現実、巷の経営者にも、実体として自衛隊やIT立国?によるバイアス(=ことに無自覚な偏見)は、拝金主義の必需品として扱われているのだ。
(参考文献)
『人類の歴史をつくった17の大発見-先史時代の名もなき天才たち』
コーディー・キャシディー(著) 河出書房新社(2021/11/23)

人類は、各々の便利な物を発明したから進化した。

従来からの思い違いとは、

×人類は、進化したから、様々な発明が出来た」である。

この思い違いのため、生活ノウハウ、仕事の伝授、教育手法の非効率を生み出し、口先ばかり理屈ばかりの“知識偏重”で役に立たないインテリもどき?を生み出した。

人類は石で骨を割って、死んだ動物から骨髄とか脳味噌という栄養価の高い食事をとることができた。そのことで、人類は並外れて大きな脳を持って生まれるが、無能力状態の子供のため、母親たちは食料の探しなどの行動制限を受けざるをえなかったことから、ある母親が「抱っこ紐ヒモ」を弦ツルで作った。

併せて人類は他人の真似が得意で大好きであったから、この発明は一気に広がった。更に、脳内の模倣も得意であったから、共感(共感作用&共感精度)能力が高い。それは、個々の小さな改革革新・発明を集団でぬすむ人類の、他の動物には無い特性により広まった。

ワーキングメモリーを上手に

【脳に負担をかけないための、紙チェックリスト】

http://soumubu1.blogspot.com/2022/05/blog-post.html#241-15

「抱っこ紐ヒモ」は、母親らと赤ちゃんの接触を含めることで、共感Empathyを始めとする意思疎通→その意思疎通の、部分的な、ひとつの手段として、仕草や言語を発明するに至ったとされる。
【詳しくは、第1章 はじめて何かを発明したのは誰?】

人類は、黄鉄鉱に火打ち石を打ち付け、火を起こす発明をした。

従来からの思い違いとは、

×山火事や火山から、火を入手して燃やし続けた」である。

火打ち石で火を起こす発明をした少数の人類だけが残ったのだ。火を自由に使えるようになったため、栄養補給が格段に進んだ。食物に火を通したから大量の栄養を短時間に摂取する食事となり、人類は成長した。オオカミがイエイヌに変化したケースも加熱された食物を食べたためだとわかった。

また、火を自在に起こすことが出来たから地面でぐっすり眠ることができるようになった。さらに多くの栄養を脳に送ることができるようになった。深いレム睡眠を得ることが出来るようになって、記憶の固定化ができるようになった。体毛も不要となり、それは激しい運動の際の体温調節も容易とした。こういった事で、狩りに時間・体力。知恵をかけられるようになったと、最新の人類学は結論付けている。
【詳しくは参考文献、第2章 はじめて火を起こしたのは誰?】

衣服を身につける目的は、ファッションから始まり、現在までも

従来からの思い違いとは、

×体毛が無いから、寒いから衣服を身に着けた」ってな話だった。

ところが、人類が次第に火を使うようになったことから体毛がなくなった。これが人類発達の事実である。また、ホモ・サピエンスは、今から5万年ほど前にヨーロッパやアジアの寒冷地に進出する頃に、毛皮や裏地つきの上着を身につけていることも発見された。シベリアの遺跡からはフード付きパーカーを着た人物が彫られている。頭ジラミなどの寄生虫も、衣服の新しい住処に移住してきた。

ホモ・サピエンスは、何らかの形で身体を装飾(体に色を塗る、耳飾り、入れ墨、身体改造など)といった普遍文化があると人類学者は考える。人類の周辺には実用性の乏しい装飾や道具が数多く作られていたが、はるかに後の生産技術が改善されることになって実用的な役割を得たものばかりだ。→そのことで商品生産・市場経済が成立したわけだ。ではその前の装飾といったものは何だったのか。それは、「はっきりしていることは、何であれそれは、他人からの人気を得るため博するために広まった」というだけの事と、今の人類学では視られている。
【詳しくは参考文献 第4章 はじめて衣服を身につけたのは誰?】

ビールの発見で、狩猟採集から農耕や牧畜に変わり、進化した。

従来からの思い違いとは、

×農耕民族、狩猟採集民族、遊牧民族と論ずる人類史はデタラメ」だった。

穀物はアルコールの原料になるだけでなく、その穀物は食料にも最適であった。今や穀物は総カロリーの半分近くだ。その穀物を1ヵ所で集中的に栽培するようになったことが農耕革命を起こした。そもそも人類は狩猟採集に何千年も長期間定住をしてから、農耕を始めたことも併せて確認されたのだ。

人類の消化管にはエタノールを分解する酵素が住み着いており、およそ1,000万年前、人類の祖先の分解酵素に遺伝子変異が生じ、分解能力を格段に向上していた事も分かった。その当時のビールは、アルコール含有量は少なく、酔っ払う事はなかったが、気分が明るくなる感覚は得られたようだ。

ビール造りの発見で、様々な野生の穀物を集め持ち帰ったことを繰り返し、何世代にもわたって種子が道に落ち→村落の近くに、ビールにも穀物にも優良な麦の発芽を発見、それらを育て栽培することで畑になった。穀物栽培は、狩猟採集より単位面積で養える人数が圧倒的に多い。数世代が過ぎれば、人口は急増し狩猟採集生活には戻れなくなった。

ビール造りが農耕革命の原動力になったという学説は終戦後からあったが、1972年頃からは、人類がアルコールを求め、様々な穀物栽培も改良を進めてきた歴史も、裏付け証拠で証明されることとなった。ここでもビールと穀物の発見栽培が世界各地で行われ、人類の進化(=「善」)に資することとなったわけだ。
【詳しくは参考文献 第8章 はじめてビールをつくったのは誰?】

“文字らしき物”を示すが発明がなされた後、文化や制度として使用されるようになったのは、他人との“貸借と所有権”を記録するためだった。そこに個人の名前が記された。

従来からの思い違いとは、

×文字が用いられ、その文字の発音も共に在った」と、誤解されてきた。

6,000年よりも以前の、現在先史時代の名称として用いている人名・都市名・文化の名前といったものは、100%は現代における創作である。名前をはじめ文字で体系を表す発明は、世界中いずれも地域でも同様に“貸借と所有権”を記録するため確立していったとのことだ。メソポタミアでは、こういった目的で記録を粘土の小さな物体(トークン)とか粘土壺(ブッラ)で残す場合に、取引を担当する会計士が自らの名前を記したとのことだ。

1980年代になって、考古学者が解説するには、こうである。ヤギとか牛の1頭を交易その他で物々交換する場合に、交換物が無いとなれば、手元にある粘土の小さな物体(トークン)を1頭ごとに1個を渡す。交易数が増えてくれば粘土壺(ブッラ)に入れ封をして渡したとする。その時代には、まだ貨幣の役割をする物は無く、もちろん通貨(補助通貨のコインや電子マネー)となる物も存在をしていない。ここで用いられた粘土物質の時代測定から、およそ9,000年前から6,000年前(日本は今、皇紀2688年)の物だと判断されている。それらに記されていた最初の名前は、およそ5,000年前だと判定されていろ。ちなみに、ローマ時代に至っても、ローマの法律では“貸借・請負・労働”といった区別はなく、一体、然とした概念であった。
大都市には書記学校があったけれども、まだ数字は発明されておらず、“文字らしき物”とか文字の原型の発音もなければ、文法もなかった。一般大衆は“文字らしき物”にしても関心はなく、むしろ徴税人の用いる道具とか武器の役割があるとして、“文字らしき物”からして毛嫌いしていたようだと推測されている。名前が記された人物の職業も一般大衆から愛される職業ではなかったようだ。

20世紀初めに、貨幣についての社会学や経済学の役割が、ゲオルク・ジンメル(ドイツ:1858年~1918年)によって論理が確立(貨幣の哲学)された。それ以来現代の貨幣とか通貨とか、そこでの信用制度の役割が解明されている。けれどもこういった、初めて名前が記された当時のメソポタミア地方での、後に貨幣の誕生につながる経緯の一端の解明は、貨幣とか通貨についての理論をさらに深めるであろう。学問的な理論の会議で、現代の電子決済・電子マネー・仮想通貨といった代物の本性は一目瞭然となりつつある。仮想通貨は未知のものでもなく、その高騰暴落は不思議でもなければ何でもない。

ちなみにゲオルク・ジンメルは、マルクスの資本論:第3章、「貨幣、または商品の流通」の論理を完成させたと評価される学者はあるが、貨幣理論発表当時の社会主義者や共産主義者の経済理論を徹底して批判・根絶させたものだから、そういった人たちからは未だにジンメルは極度の毛嫌いをされている。ところで、多くの経済学者は、アダム・スミス、マーシャル、ジンメル、シューペンター、ケインズといった人たちの理論を注意深く把握している人は少ない。特に日本の大学や学術界では、注意深く把握していれば財務省からにらまれたり嫌われたりする状況は否めないから、生活優先の学者も多く=経営や経済分野での実務水準も低くならざるを得ないのである、だから大学とかの「学校枠」から出られない。

【詳しくは参考文献 第13章 はじめて名前が記録されたのは誰?】

石鹸は、抗生物質はおろか、どんな医学上の発見よりも命を救った。

従来からの思い違いとは、

×汚れを落とすためのもので、見た目で綺麗なら洗わない」である。

細菌が油の中や下に潜んでいても、水と一緒に洗い流す。多くのウイルスも石鹸は無害化する。あえてエタノールなどの消毒薬にこだわる必要は無い。消毒石鹸も無意味、普通の石鹸で足りる。日本の水道水は、次亜塩素酸ナトリウムも含めているから、それだけでも消毒となる。

人類は、古代メソポタミアのからの記録によれば4,500年以前から石鹸を使って病気や感染を防いでいた。“かまどの灰を油脂と混ぜて”液体石鹸としていたのだ。羊からの羊毛製品の大工場などで使っていた。ところが、科学的根拠がわからず、迷信とか権力者への忠誠から、広く普及したわけではなかった。ギリシャ人は水だけで体を洗った。古代ローマの洗濯屋は通行人の尿を集め腐らせ、その液で洗濯をした。中世ヨーロッパでは、毛穴から邪気が入るとして年に2回しか体を洗わなかった。その時、医者(本業)のノストラダムスは毎日の入浴と、しおれた草(ビタミンCの効果)を配っていたのだが。さらに19世紀半ばのウイーン総合病院では、産婦人科医師は手を洗わず、死体解剖をしたとしても、そのままの手で医師が分娩を手掛けた。そのことから産褥熱の感染で通常の5倍の妊婦死者を出していた。若い医師に指摘をされ、一旦は死亡率が激減しても、「医師は清潔だ」と固執して巻き返し、その指摘した医師をも解雇して精神病院へ閉じ込め殺してしまった。

古代から都市は大小問わず病と感染症の吹きだまりだ。

★今の新型コロナ感染に対しても、医者は科学者でもないことから、科学的対応は劣悪だ。このウイルスは早い段階で、目から性器に至る5ヵ所の粘膜から侵入し感染、真っ先に腸内で大炎症を起こし、→血液汚染で全身に行き渡り、→各臓器の毛細血管で血栓を発生させることが分かっていた。

治療法は別(の機会:一昨年からのメルマガを参照)に述べるとして、この科学的根拠から、効果的感染対策はハッキリする。すなわち、トイレに入れば先ず手を洗う。→綺麗な手でパンツを脱いでトイレをする。多くの医者が行うようにすることだ。

感染者のウイルス運搬キャリアは、排便でもって大量のウイルスに接触(湿ったトイレットペーパーは貫通)し、その手で“ドアノブその他”を触り回ってトイレから出ていく行動パターンなのだ。排便から出るウイルス量は唾液の10倍以上とされる。トイレを出る際に手を洗わない男女は、少なくない。

★店舗の入り口で、手のひら消毒をしても無意味、指先消毒が大事なのである。自宅に戻れば、直ちに手洗いが重要だ。うがいなどの方法は二の次で。それよりも持ち帰った食品パック、持ち物の水道水洗なのだ。
【詳しくは参考文献 第14章 はじめて石けんを使ったのは誰?】


§【新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み 20220705】
(この段落は先月号と同じ)筆者の仕事は、読者の解決手助けのために、あなたの正確な選択へと導くことである。なので、記事分量は少なく、あなたの判断材料となるように書いていく。(購入して読む必要もなく、あなたの秘書に代読する必要もない)。それは、学術系書籍などは学者が同業学者に向けての論理構成だから、学者以外に正確な理解が出来る訳はないのだからである。
一般ビジネス書というものは、厳しい出版業界の状況から、多数の読者が、さも喜んで買うような内容に編集しているから、買った人が喜ぶように出版する。そんな出版物から、役立つ部分のみを理解することは、時間をかけても無理である。とかく、近年の学校教育は、“その意味内容が解らなくても覚えるだけ”といったAI頭脳教育に陥っているから、頭脳明晰であっても知識偏重主義(主知主義)であれば、プロセスを踏まえないから応用できないばかりか、誤読の頻発も招いてきた。(ここまで先月号と同じ)

①『人類の歴史をつくった17の大発見-先史時代の名もなき天才たち』
 河出書房新社 2021/11/23 コーディー・キャシディー(著)
(むらおかコメント)
最新科学で人類の進化の仕組みが分かってきた。最新人類史の分野は、SNSやマスコミでの人気が高まりつつある。それは何十年も前に学校で習ったことや今までの古代人についてのイメージが覆されていくからだ。現状の思考パターンや過去のしがらみでは、失敗しか予想できなかった事柄の、新しい時代における応用活用のヒントを気付かせてくれる。
(本文より)
「20~30年ほど前から、最新の科学の力で驚くほど明るい光が先史時代に当たるようになっている。DNAを復元して解析する技術が進歩したおかげで、誰も知らなかった思いがけない事実を古い骨が語りはじめた。それは、人類が極限の地で生きのびた物語であり、伝染病が誕生した話である。果ては、衣服がどのようにして考えだされたかということまで明らかになっている。古言語学の研究は太古の言語を再現することによって、人口が移動する様子や、人々の生活様式や、いくつかの発明がなされた場所すらも突きとめてきた。かの車輪がどこで発明されたかも、おおよそとはいえ特定されている。」
【主な目次を紹介】
第1章 はじめて何かを発明したのは誰?
第2章 はじめて火を起こしたのは誰?
第3章 はじめてカキを食べたのは誰?
第4章 はじめて衣服を身につけたのは誰?
第5章 はじめて弓で矢を放ったのは誰?
第6章 はじめて名画を描いたのは誰?
第7章 はじめてアメリカ大陸を見つけたのは誰?
第8章 はじめてビールをつくったのは誰?
第9章 はじめて外科手術を行ったのは誰?
第10章 はじめてウマに乗ったのは誰?
第11章 はじめて車輪を組みたてたのは誰?
第12章 はじめての謎の殺人事件の犯人は誰?
第13章 はじめて名前が記録されたのは誰?
第14章 はじめて石けんを使ったのは誰?
第15章 はじめて天然痘にかかったのは誰?
第16章 はじめてジョークを文字に記したのは誰?
第17章 はじめてハワイに上陸したのは誰?
https://www.amazon.co.jp/dp/4309228372/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_74HFDJVFSXR2RN0D862B