2025/09/09

第281号:失敗を防ぐ、倒れない⇒王道へ

<コンテンツ>
経済経営コンパス・ナビ
はじめに多様な混乱と見通しの無さで、何を柱に
最も根本的!?経済経営原則の無知から抜けること
頓挫(とんざ)した、人類家畜化計画。
  ・次に「人類家畜化計画」の第2弾(AI)が
量子コンピューターとは何か、そのイメージは?
  ・【参考文献に紹介される、いくつかの研究】抜粋
新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20250909】


§経済経営コンパス・ナビ(総務部門は経営の情報収集参謀です)
生成AI/ChatGPTは、過去形や未来形の無い中国語に一旦転換
 加えて中国由来の雑多情報生じる答えは無難な事なかれ主義
 この度の、政治や社会の失脚者とは、早めに全部手を切ること
  経済混乱は3年間メドは来年7月4日(米国独立記念日)後。
   為替円安が、引き金を引く、日本のバブル崩壊にも警戒
     産業構造転換も、バブル崩壊と成れば一段と大激変に。
    時代の世界変化の波が、押し寄せる。互いにそのつもりで。

§はじめに多様な混乱と見通しの無さで、何を柱に
さて、9月に入って、いよいよ目に見えて、経済や社会のパラダイムparadigm転換が始動し始めた。この変化を感じない人物では、弁が立っても、タラタラ不満や怒りが述べられたとしても、
「小さいながらも、事業経営とか、部門や事業や団体」のリーダーには成れない。
もとより、リーダーLeaderや、その作戦参謀(総務部門責任係など)の職業も無理だ。
日本の経済成長とか、昔のバブル経済、グローバリズムとかで踊った経験を生かすこと自体が、現在では裏目に出るからだ。昔からの縦型組織の運営とか、部下を作り話(レトリック)等で洗脳し、カルト的運営をするとか、“マウントMountを取る”ことで以って、親分子分の関係を形成しようとすること(女性同士の関係で多い)での、上からの支配欲が強いばかりか、女性の多い職場では、そんな子分を引き連れ、“支配力を見せつけ”上司の監督職(係長)や管理職(課長)に対抗を仕掛ける女性(本質的に協調性&規律性のない者)が少なくない。
加えて、もはや、グローバル資本とか国際金融資本からの、“金融投資”が無くなってしまった今の経済体制システムなのだから、過去の如くに、上からの“金銭を注ぎ込む”とかの対応や手立ても出来ないのだ。
よって、上に述べたパラダイム転換においての、これから3年間程度は、
衣食住の地域の身近な需要をターゲットにして、
    地産地消で“地に足の着いた”ビジネス展開を要する。
        そこでの実践と体験学習で、身に着いた現場での実力が、
            隣接する単位経済圏他府県そして海外への商品展開の
                “定石”が、ビジネスを開けることになる訳だ。
これが、凡そ500年来の商品経済で、「自由市場経済(:資本主義)が、
この地球で発展してきた歴史を、学問として科学として解明した結果なのだ。
【関連して経営に役立つ歴史コラム】
経営者の団結権が認められたのは、1789年フランス市民革命に於いてだ。
具体的には、“株式会社とか有限会社”である。それ以前は、フランス=ルイ16世とか王族の権力者が総てであり、総てがその指図の許(もと)に在った。
それが、“自由・平等・人民主権”となり、契約の自由とか“不法行為と金銭賠償”といった、互いの自由平等の為の、具体的保障制度も、“民主主義社会”という制度も、この時期に導入された。
フランス革命前後の、経済や経営に関わる制度基盤に関係する、歴史的な効能事項や、その簡単な解説は、下記の過去メルマガのURLの参照をどうぞ。
ここが、日本の戦前と戦後では、大きく激しい変化が在り、社会で通用するか否かの効能にも大差がある。中小零細事業(ギグワーク除く)にとって生命線だ。
余談だが、自由平等のための文明Civilizationの制度が導入され、ここに用いるCivilizationとは、基に使用されていたCivility(礼儀正しさ)が原語である。当時も権力者が常套手段とした、“陰謀と隠蔽”に対抗して、市民は「礼儀正しく」との、当時の戦う様子の名残ともいえる用語(Civilization)なのである。

そして、極めて重要なのが、事業組織内で組む、チームや内外ネットワークの人材育成だ。
加えて、パラダイム転換での冒険的事業運営なのだから、次のような人材は忌避(キヒ)だ。
    ①異なる意見を聞くと「喧嘩を売るのか!」と、思いこみ攻撃する者
    ②異なる意見を聞くと、不快を顕に批判抵抗し、不平不満を表す者
    ③「お前何者や」「おまえイクツ(何歳)や」と暴言、意見の意味の思考不能者
    ④内外ともに、人間関係造りを、“友達造り”と混同・錯覚し改めない者
    ⑤日頃に、行為行動で、協調性・規律性の欠落の表れている者(チェックリスト
(過去の労働裁判例を踏まえ、客観的に合理的な評価項目の例示)
https://soumubu.naniwa.work/download/template/template2/sonota/kyochosei.html
こういった、行為が度重なる様反復継続、であれば、
就業規則の条文整備と共に、使用者の、合法的解雇理由を、形成する。
【なお、最近になって再び、松下幸之助の実践名言が、YouTubeなどで流行中】

【関連して、人材の育成に役立つ歴史コラム】
1688年名誉革命ジョン・ロック「心のない乾いた眼差し」といった理念
1775年のアメリカ独立戦争の宣言とか、1789年のフランス市民革命。そして現:米国:トランプ大統領が主張する、“自由・平等”に係る内外の政府等への抵抗権の理念の根底には、この名誉革命当時のジョン・ロックが言葉に表現した、「心のない乾いた眼差し」といった理念が貫かれている。この理念の存在があってこそ、“自由・平等”の意味と、その行使が、初めて理解され得るのだ。
それを教えていない日本の教育(一部の法科大学院の手前の浅さ水準)では、裁判官初め、“日本国憲法の解釈混乱”も、無理からぬ事と思われるのだ…。この水準の深さまで学び認識さえしておれば、経営や経済活動にとっては、とっても便利・効能で有利な姿勢を保つことの出来る事業主の“事&理念は間違いない”のだ。
https://soumubu1.blogspot.com/search?q=%E4%B9%BE%E3%81%84%E3%81%9F%E7%9C%BC%E5%B7%AE%E3%81%97+%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF#240-11
未だの「教育水準」の浅さは、明治政府が天賦(てんぷ)人権説を、大日本帝国憲法制定の際、天皇制の為に敢えて否定をした事に、由来する過ちと思われる。


§最も根本的!?経済経営原則の無知から抜けること
それは、何のかんの言おうが、コンパクトな商品(生産物とかサービス)として供給できるかどうかが、決め手になるのだ。その間に、AIとか、量子コンピューターとか、新生産システムとか、そこに量子力学を持ち出そうが、
決め手】は、コンパクト化が、出来るか否かである。
コンパクト化の出来ないモノは、自由市場経済=資本主義のシステムには乗らない(経済原則)。すなわち経済構造の基盤からの下支えとなる商品や商品流通としてデビューできない(経済原則)のだ。要するに、商品デビュー出来なければ、それは配給物資であり、政府・自治体公共事業の程度では、経済構造における“無理強い”といった末路なのだ。
蒸気機関は、イギリスの鉱山などで以前から大型で使われていた。発明家ワットは、コンパクトな蒸気機関を発明し、様々普及し、はじめて産業革命の基礎となったのだ。ワットはコンパクト化製品を発明したのだ。

家電製品についても、米国のニューディール政策などで、各地へ送電が始まると共に、エジソンやGE始め、次々とコンパクトな家電が発明され普及され、現在に至るのだ。

日本では、昭和36年1月、マーケティング歴史の史上に残る、「キッコーマンの卓上醤油」を、それまで木樽の容器から、マーケティング研究に基づき、卓上瓶に移行した。
一気に売り上げを伸ばし、マーケティング教科書で最初に登場する歴史的快挙なのだ。
電気とは、昔は“機械ベルト”に頼った動力伝達機能を、コンパクトに電化したもの

要するに、近所の小川に設置する小型発電機、自宅のベランダとか農業用温室に設置する風車式発電機といった物。太陽光発電パネルも一段とコンパクトな製品等などで、盗難対象に成らず&環境毒性の無い素材とか。コンパクト化でも色々と考えられる。

ところが、AIとか、量子コンピューターの現場は、コンパクト化等は何のその、クラウド化を目論むなど、昔の全体主義・社会主義計画経済を、呼び戻し再現するような経済・経営手法に発想であることにも、全く気づいてもいないようだ。

確かに大規模は、国際金融資本の投資対象にはなるけれど、自由市場経済(資本主義)の柱とか基盤である商品経済を否定するもので、戦時中にソ連を真似た、(岸信介の)満州や内地や戦後の経産省:計画経済でも夢見ているのだろうか?

甚だ時代錯誤と経済の現場無知ばかりか、経済学や経営学の無知無教養が招く、官民一体の失敗&敗残を招くことも、予想し得ない幼稚さでは、AIとか、量子コンピューターを口にする人物らの、否めない事実なのある。

すなわち、最も経済基盤となる身近な産業とか、職業労働能力を育成し発揮するに至るといった、経済立国の基本基盤戦略も、その具体化手法(=ある意味戦術)、具体的な行動計画(アクションの数々)も描くこと能わずの典型なのだ。
ここに、前述に触れた、こういった彼らの日本経済破壊の無知無自覚の罪と犯罪性が存在している。“売春を前提に併せた”、日本政府のインバウンド観光産業は、海外からの梅毒や肺炎を、防疫もせず蔓延させる実態であり、自由市場経済(資本主義)の柱とか基盤とは成り得ない。


§頓挫(とんざ)した、人類家畜化計画。
何処の誰が発案・着想をしたのか知らない(大阪弁)が、よほどの無学無教養であることは間違いない。芸術性の無い低劣なアニメを見たのか、経済活動の現場を知らないのか、全く、“経済や経営学”を学んだことが無いか。架空の造り話を持ち込まれて、騙され乗せられたのか、「人類家畜化計画」とはそんな程度のものである。
余談ではあるが、過去日本で、“新自由主義”を言い出し、「アダム・スミスの神の見えざる手」を持ち出した、日本自動車業界の代表格である、某株式会社の若手社長がいた。そもそも、経済学の父:アダム・スミスは、そんな事を言いもしてないし、書いてもいないし、=意味不明だ。
そこまでして、新自由主義(規制緩和の裏には刑事事件犯罪は付きもの)を貫いた。にもかかわらず、国際金融資本やグローバル経済の崩壊を迎えた。その、崩壊の具体的な兆しが現れた頃から、彼らは更に、不公正投資が生み出す“嘘・偽り、詐欺的夢”等を伴う資金・資本の動きを始めたようだ。そして、国際金融資本やグローバル経済の崩壊を迎え、とどのつまりが、アメリカのトランプ大統領に止めを刺されたようなものだ。
その辺りで、「人類家畜化計画」もコロナ禍収束とともに崩壊した。反対勢力から、「人類家畜化計画だ」との揶揄や批判が湧いたが、批判する側も無学無教養なことから、社会科学的な論理構成で以て、的を射た批判が出来なかった。
その状況を見計らって、2023年春には、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の空回りが著しく知られ蔓延した。にもかかわらず、短期間で、名称をAI(ArtificialIntelligence=皮肉っぽく訳せば、人工的に作られた読取り寄せ集めという英語ニュアンス。このニュアンスは否めない。…そこに加えて……

§「人類家畜化計画」の第2弾(AI)
の如く、AIは、たしか2024年ごろから現れてきた、
AIに一歩遅れ、“量子コンピューター”という名称も出て来た。だが、それらは、
イ)少なからずの人が、従来の如く、処理情報が目立って多くもなければ、
ロ)Excelで以て、販売や経営の最前線インタビュー成果の整理で、
ハ)量子力学と大差なく、PCなどで分析活用できる仕事を、
ニ)少なくない人たちは“アプリオリ”の如く、自然に身に着け知って、活用している。
ホ)量子力学の飛躍的発展に役立った、「感覚・知覚・意識的表象」で以て、現場を見つめる(判然性とは異なる)との、哲学者“スピノザ”あたりからの観察手法で工夫も少なくない。これ等は、統計とは別口(べつくち)手法である。
ヘ)受験勉強の記憶力一辺倒で思考力が弱ければ、アルゴリズムに騙される。
ト)その辺り、本質から考える哲学(思考の原理)は便利だ。ITやAIで処理できない“様々な横断的関係”を踏まえた情報や、カオス(混沌や無秩序)で、思考力を高めて整理し役立てているといった、人間独自の能力の、偉大さ&便利さが、まだまだ優位である。以上に述べた技術や能力を、知り得ない程度では、ITやAIのカラクリも活用法も解せず、一見便利と騙され、買わされ餌食に成っているようだ。
チ)芸術性やArt域労働(感動・意欲・共感empathy・希望の4項目)は、高付加価値商品とか服務(サービス)の価値根源である。そもそも高利潤には、現場再現を産む技術科学性・科学的理由があり、これをAIや量子コンピューターが、試みているが、商品試験段階には至らないのが現状である。まだまだ、人材が、技術科学性&科学的理由を学問的に活用する手法が速い。日本の芸術分野では、いわゆる縦社会&上納金制度が、組織的幅を利かせているから、様々な意味での発展を阻害している様相だと思慮されるのだ。
リ)こちらは安有効「人類家畜化計画」とは違う。休暇中の生活費を国が補助
令和7年10月1日から。実施。問い合わせハローワークなどへ。

§量子コンピューターとは何か、そのイメージは?
従来のコンピューターは「0」か「1」で情報処理をする。
だが、量子コンピューターは、分かりやすく言えば、原子の周りを回っているところの、絡み合っている2つの電子セットが、互いに作用し干渉して、「0」か「1」での連なりを、絶対零度の手前で造ることから、極めて大量の情報処理が叶うと言う訳だ。

そこで如何に、参考文献に示す物質や仕組みの、さまざまな動きを含めての、極めて細かい分析と観察情報量を処理することで、古典的物理学などでは手に負えない量子力学の世界に入り込んで、量子分野解明の産業革命を、起こすことができるとの確信のもとに進められているモノや概念だ。
単なる、「量子コンピューターを使えば、細かな計算や、書き換えや入力ミスを防止が出来、大量のデータを蓄積できるから便利」といった、それこそ微々たる角度からの、量子コンピューターの普及価値といった説明には留まらない。

【参考文献】出版社:NHK出版 ミチオ・カク(著)、斉藤隆央(翻訳)
『量子超越:量子コンピュータが世界を変える』 発売日:2024/12/25
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§【参考文献に紹介される、いくつかの研究】抜粋
p.140~ 2アミノ酸は火山の熱水と共に見つかっている。アミノ酸は宇宙からの隕石の中にも在り、水素・炭素・酸素の単純な結合性物質。量子力学を用いて、量子コンピューターで解析準備をしつつある。
p.157~ 太陽の光と樹木の葉の葉緑素との反応でエネルギーが生まれる。
薪などの燃料は1%ほどのエネルギー再生効率。光合成が量子コンピューターで解明が出来れば、人口光合成で緑化とエネルギーが解決する。
p.177~ 触媒という化学反応は、食料や食料生産の鍵を握る。
触媒そのものは化学反応に直接関与しないが、なぜか化学反応を促進する。
これらを量子コンピューターで分析出来そうとしている。
p.185~ 太陽の革命。1950年代に未来学者は、実家の電力がいずれ 太陽光で補われると宣言した。ずらりと並ぶ太陽電池に 強力な風車も加われば、太陽と風のエネルギーをとらえて安価で 頼れるとの、エネルギーを提供できるとのエネルギーの夢だった。
が、再生可能エネルギーは数十年はコストを下げただけで進まず。
電池は1799年に発明されたが、その後の開発や発明は無い。
p.205~ ウイルスや感染症のワクチンを、闇雲に実験をせずに、 量子コンピューターの中でのテストで可能かもしれない。この手法が 素晴らしいのは、煩雑で時間もかかる試験を行わずに、 新ワクチンを素早く安価に効率よく探索できるからだ。
p.206~ 同じく、ウイルスや感染症の分析と共に、
ネットワークで、世界の下水道調査での検出、人々の体温集積 などでのパンデミック予防。これらの量子コンピューターの果す役割。

【参考文献翻訳者の、あとがきにおける痛烈な注意点】の抜粋
p.402~ 量子コンピューターの発展が世界にどれほど広範な影響を及ぼし得るのかということを、具体的かつ網羅的に列挙している。そのため、量子コンピューターの原理については詳しく述べず、応用の可能性に主眼を置いている。したがって、その内容は、専門的な理論を知りたい場合には十分な情報とは言えないとしても、今後の社会やビジネスを占う上で大いに役立つのではなかろうか。(略)
ただ量子コンピューター(やAI)ですぐに何でもできるようになると極端に楽観的に考えるのは控えたほうがいい。現時点ではまだ実用化へ向けて何とか踏み出した段階に過ぎず、これから様々な障害や問題も出てくるだろう。
斉藤 隆央(翻訳者)


§新しい経済社会で役立つ、本の拾い読み【20250909】
今月は、お勧めできる書籍は、在りませんでした。

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